現地８月25日に決勝が行なわれるF1オランダGP。約１か月間のサマーブレイクが明け、後半戦最初のレースとして各チーム準備を進めており、角田裕毅が所属するRBも中団勢でのリードを保つため新たにアップデートを投入するという。

【動画】「角田がクラッシュ～～～！！！」 　今シーズンは同チームで４年目を迎えた角田が14戦中７戦入賞と活躍。途中スペインGPでのアップデートが不発に終わるなど苦境に立たされる場面もあったものの、その後のグランプリではダニエル・リカルドとともにいずれかのドライバーがポイントを稼ぎ、チームはすでに昨年終了時点の25ポイントを大きく上回る34ポイントを獲得してコンストラクターズランキング６位をキープしている。

　公式サイトでは現地８月20日にオランダGPのプレビューを公開。テクニカルディレクターのジョディ・エギントン氏は舞台となるザントフォールト・サーキットについて「14のコーナーがあり、様々なキャンバーと多くのグラベルトラップを備えたショートストレートが組み合わされており、わずかな失敗でも大きなロスにつながる」と分析し、「レースに関しては、今シーズンのほとんどがそうであったように、ポイントを争うライバルたちとの厳しい戦いが予想される。シーズン後半は非常に激しい戦いになるだろう」と見立てた。

　しかしエギントン氏は「いくつかのチャレンジが待ち受けていますが、今回のレースに向けてはしっかりとしたベースを築くことができた」と自信をのぞかせ、その根拠として、「いくつかのマイナーアップデート」を用意したという。
　
　そして、上位チームの一角マストンマーティンに追いつくことが後半戦の目標の一つだという角田は「シーズン前半は力強いフィニッシュができたので、これからもその勢いを保っていきたい」と意気込んだ。

　RBのアップデートと聞くとスペインGPの失敗がよぎるファンも少なくないと思われるが、まずは今週末のオランダGPで結果を出してそれが杞憂だったと証明してほしい。

構成●THE DIGEST編集部

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