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【F1】角田裕毅、オランダGP初日は7番手の好パフォーマンスで「間違いなく良い後半戦のスタート」と満足! 専門メディアは「すぐに車に慣れて予選にも自信」

THE DIGEST編集部

2024.08.24

オランダGP初日、角田はFP2で7番手に入った。(C)Getty Images

 F1は1か月のサマーブレイクを終えて再開。現地8月23日にはオランダ・グランプリが開幕し、2度のフリー走行(FP1、FP2)が実施された。

 前半戦は好パフォーマンスを発揮し続けて各方面から高い評価を受けてきたビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は、ウェットコンディションのFP1で13周を走行して1分14秒418のベストタイム(全体14番手)を計測すると、路面状況が改善された中で31周回を重ねたFP2では1分11秒374で7番手につけた。

 角田はチームの公式サイト等を通して、「後半戦のスタートは間違いなく良いものとなりました。特にFP2ではトップ10に入ることができました。車の感触はかなり良く、予選に向けて微調整は必要ですが、上位との差はそれほどありません。風の中での走行にもかかわらず、車は安定していてバランスも良いので、FP1からすぐに自信を得られました。コースの起伏の激しさや、大きなバンクも楽しめました。チームもポジティブな雰囲気なので、明日も同じように頑張りたいと思います」と、ポジティブに初日を振り返っている。

 一方、RBのレーシングディレクター、アラン・パーメインも「FP2は、パフォーマンス的にかなり良いセッションとなった。ユウキはアタックで少しトラフィックに巻き込まれたこともあり、まだラップタイムを短縮する余地があった」と語り、「多くの有益なフィードバックと情報を得ることができたので、明日に向けて改善できると確信している」と、以降のセッションに向けても自信を窺わせた。
 
 各国専門メディアのRBや角田に対する報道を見ると、ブラジルのF1専門サイト『F1 MANIA』は「RBはまずまずのパフォーマンスを発揮し、角田はFP2でトップ10に入る活躍を見せた」、『GRANDE PREMIO』は「日本人ドライバーは、FP1が悪天候だったにもかかわらず、すぐに車に一貫性があってバランスが取れていることを感じ取った」と伝えている。

 フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「RBは、今週末のザントフォールトでトップ10を争うポテンシャルを有している。少なくとも、初日における角田のペースがそれを示唆しており、この日本人ドライバーはFP2でのトップ10入りに満足している」と記述。そして、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、以下のようにRBの両ドライバーの初日を報じた。

「角田はザントフォールトで有望な7番手を獲得し、最初のセッションでの14番手から大きく順位を上げた。日本人ドライバーはすぐに車に慣れ、予選に向けて自信を持っているようだ。一方、ダニエル・リカルドはトップ10に入れず、金曜日の2つのセッションではそれぞれ19番手、13番手に終わった。オーストラリア人ドライバーは、チームメイトと比べて苦戦しており、予選までに競争力を取り戻せることを願っている」

構成●THE DIGEST編集部

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