F1イタリアGP決勝が現地9月1日に行なわれ、地元フェラーリのシャルル・ルクレールが今季2度目の優勝を収めた。ポディウムの残り2席にはマクラーレンの2選手が並ぶなど、絶対王者レッドブルの急失速で上位争いが混迷を極める中、同じく熾烈な中団争いで10位入賞を果たしたハースのケビン・マグヌッセンにペナルティポイントの累積による出場停止という史上初の処分が下った。
【動画】「危なすぎる」「流石にここまで続くと…」マグヌッセンとペレスの衝撃クラッシュをオンボード映像でチェック 2014年に導入されたペナルティポイントの制度。加算された点数は12か月残り、12ポイント累積すると1試合の出場停止処分が下されるというものだ。マグヌッセンは今季第2戦サウジアラビアGPでアレックス・アルボン(ウィリアムズ)と衝突で3点、中国GPでは角田裕毅(RB)にコーナーで接触してリタイアに追い込み2点、マイアミGPではスプリントレースと決勝で5点もペナルティポイントが加算されるなど開幕からわずか2か月で10点に達していた。
今回のイタリアGPでマグヌッセンはターン4のシケインに侵入するタイミングで前を走っていたピエール・ガスリー(アルピーヌ)をオーバーテイクしようとブレーキング勝負に出るがタイヤがロックアップ。止まり切れずにアウト側にいたガスリーに衝突し追い出す形でターンした。
この接触は結果的にマグヌッセンに非があるとして10秒のタイム加算とペナルティポイント2点が与えられ、計12点で1試合の出場停止が決まった。これは2014年の制度導入以降初の事態で、出場停止も2012年に多重クラッシュを起こしたロマン・グロージャン(ロータス)以来12年ぶりのことだという。
今回の裁定に対しては当事者が否定的なコメントを残しており、マグヌッセンはレース後に「わずかに接触したが、どちらの車にもダメージは無く、何の影響も無かった」と話し、「(チームメイトの)ニコ(・ヒュルケンベルク)が時速300km近くで、(ダニエル・)リカルド(RB)との接触でバリアにぶつかりそうになり、彼(リカルド)は5秒ペナルティだった。私は10秒だった。この時点では、何が起こっているのか分からない」と不満をあらわにし、スチュワードと話し合わなければいけないとした。
そして英メディア『Sky Sports』によると、このペナルティに対して、もう一人の当事者であるガスリーも疑問を呈しており、「ちょっとしたホイール・トゥ・ホイールで、タイムを無駄にすることはなかったので少し驚きだ」とし「どうにかして彼らが訂正することを願っている。なぜなら、間違いなく不公平だ。(ペナルティの取り消しのためにスチュワードと話すことも)喜んでやるよ」とマグヌッセンを擁護したという。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情を大特集!
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今回のイタリアGPでマグヌッセンはターン4のシケインに侵入するタイミングで前を走っていたピエール・ガスリー(アルピーヌ)をオーバーテイクしようとブレーキング勝負に出るがタイヤがロックアップ。止まり切れずにアウト側にいたガスリーに衝突し追い出す形でターンした。
この接触は結果的にマグヌッセンに非があるとして10秒のタイム加算とペナルティポイント2点が与えられ、計12点で1試合の出場停止が決まった。これは2014年の制度導入以降初の事態で、出場停止も2012年に多重クラッシュを起こしたロマン・グロージャン(ロータス)以来12年ぶりのことだという。
今回の裁定に対しては当事者が否定的なコメントを残しており、マグヌッセンはレース後に「わずかに接触したが、どちらの車にもダメージは無く、何の影響も無かった」と話し、「(チームメイトの)ニコ(・ヒュルケンベルク)が時速300km近くで、(ダニエル・)リカルド(RB)との接触でバリアにぶつかりそうになり、彼(リカルド)は5秒ペナルティだった。私は10秒だった。この時点では、何が起こっているのか分からない」と不満をあらわにし、スチュワードと話し合わなければいけないとした。
そして英メディア『Sky Sports』によると、このペナルティに対して、もう一人の当事者であるガスリーも疑問を呈しており、「ちょっとしたホイール・トゥ・ホイールで、タイムを無駄にすることはなかったので少し驚きだ」とし「どうにかして彼らが訂正することを願っている。なぜなら、間違いなく不公平だ。(ペナルティの取り消しのためにスチュワードと話すことも)喜んでやるよ」とマグヌッセンを擁護したという。
構成●THE DIGEST編集部
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