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モータースポーツ

角田裕毅、アゼルバイジャンGP初日は「セッションごとの改善」には満足も「バウンシングの修正」等の課題も指摘

THE DIGEST編集部

2024.09.14

45周回をこなした角田。(C)Getty Images

45周回をこなした角田。(C)Getty Images

 F1第17戦のアゼルバイジャン・グランプリが開幕、9月13日には2度のフリー走行(FP1,FP2)が実施された。

 後半戦に入ってからの2戦(オランダ、イタリアGP)では満足のいく結果を残せなかったビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は、これまで2度入賞を飾るなど相性の良いバクー市街地コースでのレースで巻き返しを誓っているが、初日はFP1で21周回を重ね、ベストタイムは1分47秒708で全体15番手、続くFP2では24周回で11番手の1分44秒645を計測している。

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 2つのセッションの間で改善を示した後、角田はチームの公式サイト等を通して、「最初はかなりトリッキーでしたが、FP1とFP2の間で良い進展がありました。ただ、中団のトップには届きませんでした。このコースでは全体的にバランスを取るのが難しいですが、セッションごとに改善できました」とポジティブに振り返っている。

 また、2日目以降に向けては「FP2で見られたバウンシングを修正し、微調整に取り組む必要があります」と課題を挙げたが、同時に「現時点でFP3の前に改善できる幾つのアイデアがあるので、良い予選にできるようにできればと思います」と語るなど、自信や楽観的な姿勢も窺えた。

 RBのレーシングディレクター、アラン・パーメインは「今日は悪くない1日だったが、まだ十分なペースを見つける必要がある。というのも、車のバランスは完璧でなく、どちらのドライバーも完全には満足していないからだ」とコメントしたが、こちらも「正しい方向に向けた一歩だと感じている」と手応えも掴んでいるようだ。

 各国メディアの報道では、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は「角田は11番手で初日を終えたが、『VCARB01』にはまだ埋めるべきギャップがあることを認めている」と綴り、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は以下のようにレポートしている。

「RBにとっては見直すべきフリー走行となった。イタリア・ファエンツァのチームは新しいフロアを持ち込み、FP1ではダニエル・リカルドの車にのみ、その後のセッションでは角田の車にも装着した。日本人ドライバーは、2つのセッションの間でパフォーマンスを向上させ、一方のリカルドは10番手から16番手に順位を下げ、セットアップに関する幾つかの問題に直面した」

 続けて同メディアは、「バクーのコースには初期の設定が最も理想的だったようで、チームは適切な妥協点を見つけ、FP2で角田が苦しんだバウンシングを回避するために、作業を進める必要がある」と指摘した。

構成●THE DIGEST編集部

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