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「自分に勝たないと」金髪に大胆イメチェン、坂本花織が今季初戦3位も反省。新フリーの手応えは?「漠然としかストーリーを理解できなかったので…」

THE DIGEST編集部

2024.09.15

大胆なイメチェンを図った坂本。今季初戦を3位で終えた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 現地9月14日、フィギュアスケートのチャレンジャーシリーズ・ロンバルディア杯がイタリア・ベルガモで行なわれ、女子フリーに世界選手権3連覇を飾った坂本花織が出場。最後のジャンプ転倒が響き、フリーは4位にとどまったものの、ショート2位の貯金が生き今シーズン初戦を3位で終えた。

 黒髪からド派手な金髪に大胆イメチェンして話題をさらった世界女王に熱い視線が集まった。前日のショートは情熱の赤い衣装だったが、一転してフリーでは黒いシックな衣装に身を包み、米人気ミュージカル『シカゴ』を演じた。

 冒頭2本のジャンプを難なく決め上々の発進を決めた坂本だったが、単発の3回転ルッツをクリーン着氷できず、最後の3回転ループは転倒するなどミスもあり、得点は126.41点と伸びきれず。しかし合計で199.94点とし、なんとか表彰台を確保した。なお、優勝はショート首位のアンバー・グレン(米国)。渡辺倫果はトリプルアクセル2本に挑むも、出来栄え点がマイナスとなり合計164.04点で8位だった。
 
 坂本は演技後、海外のフィギュアスケート専門メディア『Golden Skate』の直撃取材に応じた。新フリーは振付師(マリー=フランス・デュブレイユ)から直接提案されたそうで、「こういう明るい曲は久しぶりだったので、アップテンポでできるか不安でしたけど、やっているうちに少しずつ慣れてきました」と振り返り、いいチャレンジだったと手応えを掴んだ。

 またショートが終わってホテルに帰ったあと、実際に『シカゴ』のミュージカル(英語字幕版)を見たそうで、「ストーリーは漠然としか理解できなかったので、帰ったら日本語の字幕でちゃんと見るつもりです」と話し、プログラムのさらなるブラッシュアップを意気込んだ。「この試合でも自分自身に勝たないといけない。その気持ちを持って、これからも戦い続けていきたいです」と誓い、世界女王として力強い言葉で締めた。

構成●THE DIGEST編集部

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