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「自分自身の問題」12位に終わった角田裕毅、スタート失敗で8番グリッドを活かせず悔しさ吐露「大事なポジションを失った」【F1・シンガポールGP】

THE DIGEST編集部

2024.09.23

思うような結果を残せず、反省の言葉を口にした角田。(C) Getty Images

 F1第18戦のシンガポール・グランプリは9月22日に決勝が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)は周回遅れの12位に終わり、期待された5戦ぶりの入賞はならなかった。
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 初日でトップ5、予選では第13戦ハンガリーGP以来のQ3進出で8番手の好位置につけた角田だったが、スタートに失敗してオープニングラップで3つ順位を落とすと、追い抜きが難しいコースでのレースは困難なものとなった。第2スティントのペースは悪くなかったものの、失ったポジションを取り戻すことはできず、チームにポイントをもたらすという最大の目標は果たせずに終わっている。

 連続リタイアに終わった過去2戦の鬱憤を晴らすようなレースが期待されるも、今回も失意の結果に終わり、角田はチームの公式サイトなどを通して「スタートには、とてもフラストレーションを感じました。残念ながら、数台の車に抜かれてしまい、大事なポジションを失ってしまいました」とコメントを残し、さらに以下のように振り返った。
 
「最初のスティントはできる限り長く走り続け、33周目までミディアムタイヤで頑張りました。セーフティカーが出るのを待っていましたが、クリーンなレースだったため、それは起こりませんでした。その後、より新しいタイヤに交換し、ここではソフトタイヤを装着しました。このスティントはかなり良く、ミディアムタイヤで走った時よりも良い感触でしたが、今日はスタートの悪さが主な問題であり、そのせいでポイントを獲得することができませんでした」

 レース後のメディア対応では、「スタートについては、とても悔しいです。これがすべてを台無しにしました。車ではなく、自分自身の問題であり、何かが上手くいきませんでした。今後はもっと上手くやる必要があるのは明らかです」と反省の弁を述べている(フランスのモータースポーツ専門サイト『Auto Hebdo』より)。
 
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