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モータースポーツ

“言葉狩り”で各方面から批判殺到のFIAスレイエム会長が嘆き「われわれが正当な評価を得ることは不可能」「FIA以外は評価され儲けている」

THE DIGEST編集部

2024.10.01

相次ぐ批判を受けてコメントしたスレイエム氏。(C)Getty Images

相次ぐ批判を受けてコメントしたスレイエム氏。(C)Getty Images

 大手専門メディア『motorsport.com』は現地9月30日に国際自動車連盟(以下FIA)のモハメド・ベン・スレイエム会長のコメントを配信。FIAがF1ドライバーに下した制裁について「正当な評価を受けていない」と嘆いた。

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 FIAは現地9月19日のシンガポールGPメディアセッションでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がFワードを用いて自身のマシンを非難したことでスチュワードの審議対象となり、最終的に社会奉仕活動が命じられた。

 この件を巡ってはドライバーはもちろん、スタッフなど関係者からも不満が噴出しファンからも不評の嵐。スレイエム会長は「私達は正当な評価をされていない。ゴミ(みたいな批判)を食らってるだけだ」と同メディアに話した。

 続けて、スレイエム会長は2021年の就任以来着手してきた、スチュワードの育成プログラムの立ち上げやレッドブルリンクのトラックリミット問題の解決などの事例も経済的な評価を受けていないとした。そして、「FIA以外は評価され、儲かっている。(プロモーターの)リバティ・メディアはF1を変えるために素晴らしい仕事をした。しかし時を戻せるなら、FIAと彼らを平等になるように尽くすよ」と話した。

 プロスポーツにはレギュレーションや統括といったブレーキのシステムが必要である一方で、こうした側面はエンターテインメント性や人間味を奪うという意味でドライバー、関係者、ファンからの評価が得にくいのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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