バレーボール

「一人ひとりが理解しないと…」男子バレー“人気絶頂”でも西田有志が抱く危機感。他競技で「夢あるな」と感じたスポーツは?

大田更紗(THE DIGEST編集部)

2024.10.01

「世界一のオポジットになる」と目標を掲げる西田。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 今季より新設されたバレーボール「SVリーグ」の開幕記者会見が9月30日に都内で行なわれ、パリ五輪に日本代表として出場した大阪ブルテオンの西田有志が意気込みなどを語った。
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 大阪ブルテオンは10月11日に東京体育館で開催されるサントリーサンバーズ大阪戦で開幕を迎える。西田は「SVリーグから新しいシーズンが始まるというところで、サントリーさんと一緒に盛り上げられるきっかけになるよう、質の高いバレーボールを見せたい」と気合十分だった。

 11日の開幕戦チケットは販売開始から約1時間半で完売するほどの人気ぶり。この日の試合はフジテレビが地上波で生中継することも決定した。西田は「非常に嬉しい」と口にしながらも、「このような機会をいただけたことは、どういうふうに期待されているのか一人ひとりが理解しないといけない」とプロ意識の高さをのぞかせた。

「2019年ワールドカップや東京五輪後も注目されていたものの継続できなかった。2度も3度も同じことを起こさないように一人ひとりが危機感を持って自分ならではのブランディングをしてくことが大事」
 
 そんな西田は、他競技で見ていて羨ましいと感じたスポーツについて「バスケットボール、サッカー、野球」の3つを列挙し、「夢あるな」とポツリ。そのうえで「バレーも自分が入った年よりも少しずつ変わってきて、夢が見られるようになってきている。そのために何が必要なのか全員が考えるべき」と語気を強めた。

 西田といえば、得点後の表情豊かなパフォーマンス。「僕、中高からずっとなんです。やっぱり点数を決めたときって嬉しいもの。もちろん意識しているわけではなくて単純に自分のボルテージを上げるため」と説明し、「そこらへんも見て一緒に熱くなってもらえたら」と呼びかけた。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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