格闘技・プロレス

スターダムで事件発生!H.A.T.E.とWAR DOGSが悪の連携か?クラーク・コナーズがなつぽいに衝撃のスピアでKO

どら増田

2024.10.03

見事になつぽいを罠にハメたテクラ(右)とクラーク・コナーズ(左)。写真:STARDOM

 スターダムは『STARDOM NIGHTER in KORAKUEN Oct.』10.2東京・後楽園ホール大会を開催した。ビッグマッチである10.5愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)大会を3日後に控える中、この日は数々の前哨戦が実現。セミファイナルでは、コズミック・エンジェルズ(CA)のなつぽい&安納サオリ&水森由菜&玖麗さやかが、ヒールユニットH.A.T.E.の刀羅ナツコ&上谷沙弥&テクラ&小波とイリミネーションマッチで対戦した。

 愛知大会では、白いベルト、ワンダー・オブ・スターダム王者のなつぽいにテクラが挑戦。9.28後楽園大会で組まれた6人タッグマッチで上谷から丸め込みで金星を挙げた玖麗は、上谷を更生させるべくシングルで対戦することが決まっている。

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 なつぽいはかつてテクラとともにドンナ・デル・モンド(DDM)で活動をしており、意気投合していたものの、なつぽいがDDMを裏切ってコズエンに入ったことから、2人は別々の道を歩むことになる。

 今年に入りDDMが発展的解散をすると、テクラは休養期間を経て、まさかの大江戸隊入り。その後、大江戸隊も解散するが、H.A.T.E.に名前を変えると引き続きテクラも悪の道を選んだ。これに対して「無理をしているのでは?」と感じたなつぽいは、裏切ってしまった過去への清算も含めてテクラと対戦することで、悪の道を選んだ真意を確かめようとしていた。

 そんななつぽいの気持ちを揺さぶるかのように、テクラはいきなり握手を求めて、試合の序盤はクリーンファイト。しかし、ナツコ率いるH.A.T.E.は乱戦に持ち込む。両陣営ともに続々と脱落していく中、最後に残ったのはなつぽいとテクラ。なつぽいのトラースキックがレフェリーに当たってしまいダウンすると、テクラのセコンドの渡辺桃がバットを持ってエプロンに上がるも「NO!自分でやりたいよ。1人で」とこれを拒否。グロッキー状態のテクラを煽るなつぽいだが、その時なんと新日本プロレスでバレットクラブのWAR DOGSとして活動しているクラーク・コナーズがリングに入ってきて、なつぽいに衝撃のスピアを放つ。テクラはコナーズとハイタッチを交わすと、毒グモ・デス・ドロップを決めてカウント3。
 

 見事になつぽいを罠にハメたテクラは「レディース&ジェントルマン!クラーク・コナーズ様、新日本プロレス、バレットクラブ、WAR DOGS!よろしくお願いします。またね~」とコナーズを見送ると「なつぽい!あなたはスターダムで一番頭の悪い選手だよ。これは全部あなたのせいだよ。なつぽい!聞いて!2年前、あなたは私を悲しませた。今、私があなたを悲しませたように。これが本当の自分だよ。名古屋であなたから全てを奪って、生き地獄に落としてあげる。なつぽい!H.A.T.E.を味わえ!」と高笑い。

 なつぽいはショックのあまり、バックステージでもコメントを出せなかった。テクラが闇落ちした理由の一つが、かつてなつぽいに裏切られたことというのはこれでハッキリとした。

 しかし、驚いたのはコナーズの乱入である。新日本とスターダムは同じブシロードグループではあるが、合同興行でのミクスドマッチ以外で選手が絡んだのは、以前所属していたビー・プレストリーが、ウィル・オスプレイ(当時の恋人)のマネージャー的な存在で、新日本マットに上がったぐらいで、男子選手が女子選手を襲ったのは前代未聞の出来事。両団体は『Historic X-over Ⅱ ~新日本プロレス×STARDOM』11.17 エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場大会で再び合同興行の開催が決まっており、今回の事件はこの大会のカード編成にも影響を与えることになりそうだ。

 あと3日でなつぽいはダメージから回復し、気持ちを切り替えることが出来るのだろうか。2年前に自らが撒いた種がこんな形でしっぺ返しを食らうことになるとは思ってもみなかっただろう。心身ともに優位に立った今のテクラに隙はない。なつぽいにとって絶体絶命のピンチである。

◆スターダム◆
『STARDOM NIGHTER in KORAKUEN Oct.』
2024年10月2日
東京・後楽園ホール
観衆 844人
▼4vs4イリミネーションマッチ(30分)
● なつぽい&安納サオリ&水森由菜&玖麗さやか(2-3)刀羅ナツコ&上谷沙弥&テクラ&小波○
【退場順】
①○刀羅ナツコ(8分1秒 片エビ固め)水森由菜●
※デスバレーボム
②●玖麗さやか(11分16秒 両者オーバー・ザ・トップロープ)上谷沙弥●
④○安納サオリ(12分29秒 スペシャルポテリング)刀羅ナツコ●
⑤⑥●安納サオリ(15分08秒 両者オーバー・ザ・トップロープ)小波●
⑦●なつぽい(24分54秒 片エビ固め)テクラ○
※毒グモ・デス・ドロップ
※H.A.T.E.の1人残り。時間はマラソンタイム。

文⚫︎どら増田

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