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バレーボール

「生理が来ない時も…」元女子バレー日本代表・古賀紗理那が抱えていた現役時代の悩み。女性特有の健康課題とどう向き合ったのか

大田更紗(THE DIGEST編集部)

2024.10.15

生理について赤裸々に語った古賀さん。写真:福冨倖希

生理について赤裸々に語った古賀さん。写真:福冨倖希

 パリ五輪を最後に現役引退した元バレーボール女子日本代表の古賀紗理那さんが10月15日、都内で行なわれたトークイベント『働く女性と健康を考えるトークセッション ~今求められる職場におけるヘルスケアサポートとは~』に参加した。
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 花柄シャツにグリーンのスカートを合わせて登壇した古賀さんは、「アスリートの時は、特に生理不順がひどくて...」と告白。「高校生までは正常な周期でちゃんと来ていたんですけど、海外遠征とか増えてきて、環境の変化だったり、食事の変化だったりで、生理が来ない時もあった」と現役時代の悩みを打ち明けた。

 所属チームのトレーナーは女性だったが、日本代表のトレーナーは男性だったという。古賀さんは、「どちらも本当に気さくな方で、信頼関係をしっかり築いて、そういう身体の不調とかをしっかり相談できた」と安心して競技に取り組めたと感謝した。
 
 個人差はもちろんあるが、生理前にも不調が現われる。頭痛や眠気、腰痛、気分の落ち込み、イライラといった症状が代表的だ。古賀さんは「生理前ってやっぱり腰が抜けそうになったりとか、腰の痛みとかもひどかった。その時はトレーニングの重さを調節するとか、そういうのを意識してやっていた」と女性特有の健康課題とどう向き合っていたかを語った。

「通常練習のあとに自主練をしたりするんですけど、(生理前は)全くせずに、すぐ帰る。帰ってご飯を食べて、温かいお風呂に浸かってストレッチして就寝という生活を生理前は特に意識していた」

 さらに、古賀さんは「私はアスリートだったので、朝起きた時に体温とか生理日なのかそうじゃないかをスタッフ陣に共有するシステムがあった」とも話す。「でもそういう組織ばかりではないと思うので、女性が働きやすい環境作りをこれから整えていく必要がある」と社会全体で理解を深めていくべきだと強調した。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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