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フィギュア

「忘れられない光景」「本当に信じられない」最強アイスダンスカップルが日本の熱心すぎる“応援スタイル”を絶賛「まだお昼なのに…」【NHK杯】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.11.10

NHK杯を制したアイスダンス米国代表のチョック(左)とベイツ(右)が日本のファンを絶賛した。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

NHK杯を制したアイスダンス米国代表のチョック(左)とベイツ(右)が日本のファンを絶賛した。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 11月10日、フィギュアスケートのNHK杯はエキシビションが行なわれた。激闘の2日間を終え、ひと味違った雰囲気のなかでシングル優勝を飾った坂本花織や鍵山優真をはじめ、”りくりゅう”こと三浦璃来&木原龍一、アイスダンスでは吉田唄菜&森田真沙也が出場。優雅な滑走やコミカルなプログラムで観衆を沸かせた。

 日本勢だけでなく、NHK杯初優勝を飾ったアイスダンスの米国代表であるマディソン・チョック&エバン・ベイツ組も登場した。世界選手権2連覇中の最強カップルは今大会の優勝で連覇がかかる12月のグランプリファイナル進出を確定。その高いスケーティング技術と豊かな表現力で観客のため息を誘った。

 そんな2人は9日、世界各国のジャーナリストが集うメダリスト会見で日本の温かい応援を絶賛。「素晴らしい思い出だった」と賛辞のコメントを残している。
 
 チョックはこの日、アイスダンスフリーダンスの競技開始時間が午後12時だったことに触れ、「まだお昼なのに、お客さんが会場にいっぱいだったわ。手拍子も多くて本当に信じられなかった」と話し、日本のスケートファンの熱心さに感嘆。さらに星条旗を含め、選手のコール前と滑り終えた直後に分け隔てなく、各スケーターの母国国旗を掲げる応援スタイルに感銘を受けた。

「このNHK杯で滑ることが決まってから、日本で滑ることを本当に楽しみにしていました。手拍子も素晴らしく、忘れられない光景になりました」

 大会本部の発表によると、公式入場者数は8893人。1階席はほぼ埋まり、会場は熱気に包まれ声援も大きかった。

 ファンの応援をパワーに変えたチョック&ベイツはリズムダンスを首位で折り返すと、フリーダンスでも2位以下に10点以上をつける圧巻の演技でNHK杯を制覇。世界選手権で2度も頂点を極めているカップルにとっては意外にも初タイトルで、表彰式では会場の声援に笑顔で手を振っていた。
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取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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