バレーボール

「いやぁ困った...ここで出てほしくない日本人選手」石川祐希の終盤投入に敵地メディアは愕然… ペルージャが相手の粘りを振り切り開幕7連勝で単独首位!

THE DIGEST編集部

2024.11.12

敵地でのターラント戦で終盤に投入された石川は、チームに落ち着きを与えた。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間11月10日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2024-25シーズン前半第7節が行われ、男子日本代表の石川祐希が所属するシル スーザ ヴィム・ペルージャが、ジョイエッラ プリズマ・ターラントとアウェーで対戦。セットカウント3-0(25-18、25-14、31-29)で完勝を収め、開幕7連勝で単独首位へ浮上した。

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 ペルージャと首位攻防を繰り広げるピアチェンツァが、先に行なわれたトレンティーノ戦でストレート負けを喫して勝点0。前節終了時に同1差で2位へ後退したペルージャは、1位奪還へ白星もしくはフルセットマッチが条件の一戦へ臨んだ。直近2戦のプレー時間がフル出場に近かった負傷明けのアウトサイドヒッター(OH)石川はベンチスタート。先発にOHポーランド代表カミル・セメニウクとウクライナ代表オレフ・プロツニスキー、オポジット(OP)チュニジア代表ワシム・ベンタラ、ミドルブロッカー(MB)アルゼンチン代表アグスティン・ロセルとイタリア代表ロベルト・ルッソ、リベロに元同代表マッシモ・コラチを起用し、司令塔の同代表シモーネ・ジャンネッリが腹筋負傷による離脱後4試合ぶりに開始からコートに立った。

 昨季の残留争いを切り抜けてトップリーグ4シーズン目の9位ターラントは、イタリア代表のリオ五輪銀メダル獲得に主力OHとして貢献したフィリッポ・ランツァと、パリ五輪でリザーブとしてドイツ代表を支えたベテランセッターのヤン・ツィンマーマンがチームをけん引する。2022年からギリシャ代表を指揮するダンテ・ボニファンテ新監督は、元イタリア代表セッターでロンドン五輪銅メダリスト。石川にとってリーグ初年に所属した古巣モデナのチームメートでもあり、当時に同クラブを率いたペルージャのアンジェロ・ロレンツェッティ監督とは師弟関係にある。20歳の息子マッティアは、前節でペルージャが対戦したチヴィタノーバで司令塔を務めている。

 第1セットは、開始早々からサーブの威力を全開させたペルージャが相手を圧倒。アタック決定率86%をマークしたOPベンタラの攻撃も光り、難なく試合を先行した。続くセットもエース3本を沈めるなど好調を維持したサーブで相手を苦しめ、二桁リードで勝利へ王手をかけた。
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