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【F1】角田裕毅がレッドブル昇格へ「これ以上何ができるか分からない」と本音吐露。「もし僕がシートに座ったら、彼らが望むものを争えるのは間違いない」

THE DIGEST編集部

2024.11.29

レッドブル昇格についてコメントした角田。(C) Getty Images

レッドブル昇格についてコメントした角田。(C) Getty Images

 F1角田裕毅(RB)はカタールGPを前に専門メディア『The Race』などの取材に応じ、レッドブル昇格へ向けた“本音”を打ち明けた。

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 同メディアは現地11月28日配信の記事で角田の言葉を掲載。「角田はデビューシーズンこそピエール・ガスリーに明らかに遅れをとっていたが、2年目にはその差を大きく縮めた。それ以来、彼は新加入のニック・デ・フリースや復帰した(ダニエル・)リカルドを上回っており、(リアム・)ローソンとの直接対決でもリードしているようだ」と角田のチームメイト間での戦いぶりを紹介した。

 この状況に角田は「(レッドブルの)歴史的に、過去数年間で一貫してもうひとりのドライバーをこのように凌駕する時に昇格が決まるのはごく自然なこと」だとコメント。しかし「分からないけど、恐らく何か流れが変わったんだ。(レッドブル共同創設者の)ディートリッヒ・マテシッツが亡くなってレッドブル自体が変わったんだろう。分からないけどね」「レッドブルのドライバーのひとりはドライバーズチャンピオンだし、チームは長い間成功を収めてきた。でも、僕にとって(昇格の話が進まないこと)は理解ができないことなんだ」と話し不満をあらわにした。

 また、最終戦アブダビGP後に控えている「RB20」でのテストはあくまでテストであり、今季の残り2戦でのパフォーマンスの方が評価に関係すると角田。本当にシート候補に名前が挙げられていると思うか問われた際には「正直なところ、分からないよ。インタビューで(レッドブル首脳陣が)『ああ、ユウキは候補に入ってる』と言ってても、それが本当かどうかは正直分からないんだ」と回答し以下のように続けた。

「僕がその中にいることを願っている。そうでなければ、これ以上何をすべきか分からないよ。僕はただプッシュし続けるだけ。レッドブルのシートは彼らが決めるんだ。もし僕がシートに座っていたら、コンストラクターズチャンピオンシップの上位や彼らが望むものを争えるのは間違いない。政治のことやその他のことは彼らが決めるんだ」

 加えて、角田はコンストラクターズランキングには個々人のドライバーの責任があると理解しつつ、それが評価の最優先事項になってはならないとの自論を展開。「もし彼らが『レッドブルのシートに座るには(RBのランキング)P6が必要だ』と言うなら、それはかなり難しいことを言っている。コンストラクターズチャンピオンシップは、個々のドライバーだけでなく、両ドライバーの組み合わせで決まるもの。でも、できる限りのことをするつもりだ。6位を獲得すれば、レッドブルのシートに僕を座らせる、より良い理由になると思う」とした。

「自分のパフォーマンスで彼らを追い込むしかない」と語った角田。レッドブルにとって「見逃せない有望株」になることは果たして可能なのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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