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「レッドブルは過去の過ちから学んでいないようだ」角田裕毅ではなくローソンを起用する方針に米記者が“警鐘”「ガスリーとアルボンは昇格が早すぎた」

THE DIGEST編集部

2024.12.19

レッドブルのシート候補に挙げられている角田(左)とローソン(右)。(C) Getty Images

レッドブルのシート候補に挙げられている角田(左)とローソン(右)。(C) Getty Images

 現地12月18日、F1レッドブルはセルジオ・ペレスの離脱を発表した。チームは後任について「後日発表する」としているが、その最有力候補は角田裕毅(RB)ではなく、チームメイトのリアム・ローソンである、との見方が強い。しかし一部の識者はこの決断が「間違っている」との見解を示している。

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 米専門メディア『RACER』のクリス・メドランド記者はペレスの離脱が発表された現在、レッドブルがローソンを起用しようとしていることについて危機感を表した。

「レッドブルは過去の過ちから学んでいないようだ。常にドライバーに責任の矛先が向けられるが、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)とアレックス・アルボン(ウィリアムズ)、そして今のペレスは、そのポテンシャルを発揮できておらず、チームは最初の2人が直面した状況と非常によく似た状況に戻りつつある」

「ガスリーとアルボンは(レッドブルを離脱した後、)レッドブル以外のチームでその能力を発揮し、トップチームに昇格するのが早すぎたことを証明した。あるいは、成功できる環境が無かった可能性の方が高いだろう。原因はドライバーではなく、そのシートだ」

「そしてレッドブルの次の動きは、より間違っているように思える。ローソンは良い選手だけど、F1で学ぶべきことはまだたくさんあるし、初めてのフルシーズンである来季、RBチームを率いるのも良いだろうね」

 一方、同氏は「角田裕毅はギャンブルをする余裕がある。RBで経験を積み、近年のチームメイト全員を打ち負かし、間違いなく速い。残る唯一の問題は、トップチームで活躍できるかどうかだ。もし昇格して苦戦することになっても、(今より)成長したローソンがすぐ後ろで残されている」と日本人ドライバーの昇格という選択肢については好意的な姿勢を見せた。

構成●THE DIGEST編集部

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