現地12月19日、バレーボールの欧州クラブ王者を決定する2024-25シーズンCEVチャンピオンズリーグ(CL)の4回戦グループステージ・セカンドレグがスタートした。男子日本代表の石川祐希が所属するシル シコマ モニーニ・ペルージャ(大会担当スポンサーをクラブ名に表記)は、フランスリーグのサンナゼール・バレーボール アトランティックとホームで対戦。セットカウント3-0(25-21、25-23、25-23)で今大会4連勝目を飾り、グループ首位をキープした。
【動画】石川祐希はフル出場! ペルージャがCL4連勝を達成 プレーオフ回避で準々決勝への切符をつかみたいペルージャ。1stレグ3試合のすべてをストレート勝利で終えて迎えた2ndレグ初戦は、アウトサイドヒッター(OH)石川をポーランド代表OHカミル・セメニウクの対角に据えて先発起用した。
第1セット、石川は試合最初の打球でリードを奪い、好調を続けるサーブで追加点を呼び込む。ペルージャはそこで手にした優位を譲ることなく、フランスリーグの昨季王者サンナゼールからセットを先取した。
だが以降、1stレグのアウェー戦で圧倒した相手に気の抜けない戦いを強いられる。ペルージャは2セット目にサーブミスが頻発するなどしてリズムに乗りきれない。僅差のまま突入した後半に、ミドルブロッカーの2021年までアルゼンチン代表を務めたセバスティアン・ソレと司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリのサーブで、石川がそれぞれレフト攻撃を決めて連続ブレークに成功する。均衡を破ったかに思われたが、ロングラリーを立て続けに落として終盤は再び混戦。最終局面で一度逆転を許すも、相手がサーブミスを犯した後にジャンネッリがエースを奪って踏みとどまる。続いてサーブに立った石川が相手レセプションを崩し、自らのバックアタックで得点に変えてセットポイント。辛くも逃げ切って白星に王手をかけた。
第3セットは、直近のリーグ戦で勝利に貢献した石川のサーブで5-5から4連続ブレーク。ところが、その後に攻守でミスが出るなど、フランスリーグで現在11位と低迷中するサンナゼールに巻き返しを許す。終盤、背後に迫る相手を突き放したのは石川。セメニウクの好守をレフトからの速い攻撃でコート中央へ叩き込みリードを2点へ広げる。直後に乱れたレセプションを繋ごうと試みた相手オポジットが審判台に激突して、主審を乗せたまま台が倒れるアクシデントが発生。幸運にも怪我はなく試合は再開され、2点差を守り切ったペルージャが準々決勝進出へ向け、失セットなしの無敗で首位をキープした。快勝とは離れた内容だったが、勝負所で力を発揮できる選手を擁するチームレベルの高さが勝敗を分けたと言える試合だった。
石川は10得点(アタックのみ)を記録。レセプションは、OHセメニウクとリベロのマッシモ・コラチ(イタリア)の倍にあたる24本を受けて、ミスなしで成功率(A+Bパス)58%をマークした。
【動画】石川祐希はフル出場! ペルージャがCL4連勝を達成 プレーオフ回避で準々決勝への切符をつかみたいペルージャ。1stレグ3試合のすべてをストレート勝利で終えて迎えた2ndレグ初戦は、アウトサイドヒッター(OH)石川をポーランド代表OHカミル・セメニウクの対角に据えて先発起用した。
第1セット、石川は試合最初の打球でリードを奪い、好調を続けるサーブで追加点を呼び込む。ペルージャはそこで手にした優位を譲ることなく、フランスリーグの昨季王者サンナゼールからセットを先取した。
だが以降、1stレグのアウェー戦で圧倒した相手に気の抜けない戦いを強いられる。ペルージャは2セット目にサーブミスが頻発するなどしてリズムに乗りきれない。僅差のまま突入した後半に、ミドルブロッカーの2021年までアルゼンチン代表を務めたセバスティアン・ソレと司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリのサーブで、石川がそれぞれレフト攻撃を決めて連続ブレークに成功する。均衡を破ったかに思われたが、ロングラリーを立て続けに落として終盤は再び混戦。最終局面で一度逆転を許すも、相手がサーブミスを犯した後にジャンネッリがエースを奪って踏みとどまる。続いてサーブに立った石川が相手レセプションを崩し、自らのバックアタックで得点に変えてセットポイント。辛くも逃げ切って白星に王手をかけた。
第3セットは、直近のリーグ戦で勝利に貢献した石川のサーブで5-5から4連続ブレーク。ところが、その後に攻守でミスが出るなど、フランスリーグで現在11位と低迷中するサンナゼールに巻き返しを許す。終盤、背後に迫る相手を突き放したのは石川。セメニウクの好守をレフトからの速い攻撃でコート中央へ叩き込みリードを2点へ広げる。直後に乱れたレセプションを繋ごうと試みた相手オポジットが審判台に激突して、主審を乗せたまま台が倒れるアクシデントが発生。幸運にも怪我はなく試合は再開され、2点差を守り切ったペルージャが準々決勝進出へ向け、失セットなしの無敗で首位をキープした。快勝とは離れた内容だったが、勝負所で力を発揮できる選手を擁するチームレベルの高さが勝敗を分けたと言える試合だった。
石川は10得点(アタックのみ)を記録。レセプションは、OHセメニウクとリベロのマッシモ・コラチ(イタリア)の倍にあたる24本を受けて、ミスなしで成功率(A+Bパス)58%をマークした。