2025年シーズンでのF1レッドブルのレギュラードライバーとして、リアム・ローソンが起用されることが正式に発表された。ベテランのセルジオ・ペレスが不振のシーズンを送ったことで、22歳の抜擢をチーム首脳が決断。RBのエースドライバーである角田裕毅を差し置く形での昇格となったこともあり、来季のラインアップについて現在もさまざまな意見が飛び交っている。
【画像】C・ロナウド、メイウェザー、ハミルトン、マクレガー、レブロン、マキロイ…伝説アスリートたちの絢爛豪華なスーパーカーを一挙紹介! 特に目立つのは、やはりF1におけるローソンの経験を問う声だ。これまでグランプリ出場が11戦のみであり、また、新たにチームメイトとなるのは4年連続ドライバーズタイトル獲得の王者、マックス・フェルスタッペンだ。若きニュージーランド人ドライバーは来季、さまざまな意味で大きく環境が変わり、自身初めてのF1フル参戦のシーズンに臨むことになる。
英メディア『PLANET F1』では、今回のローソンのレッドブル昇格について、元F1ドライバーのカルン・チャンドック氏が語ったコメントを紹介している。
現地時間12月21日配信となったトピックの中では、ローソンと角田それぞれの今季のレースについて比較したチャンドック氏が、速さには大きな差が無いと指摘しており、「ペース的にはツノダと同等だ。平均予選タイム差は0.07秒、ほんの数百分の差に過ぎない。つまり、ローソンが速いのは間違いない」などと述べた見解が綴られている。
ドライバーとしてのスキルを称える一方で、チャンドック氏は「レース面での経験が不足している。そこがマックス相手に課題になるだろう」と指摘。これまでも、フェルスタッペンのチームメイトとなったドライバーが「精神的に追い詰められてきた」と振り返りながら、「マックスやフェルナンド(・アロンソ)と競い合うことの難しさは、クレーコートで(ラファエル・)ナダルと対戦するようなもの。何をしても、ボールがどんどん返ってくる」とテニスに例え、説明している。
ローソンが来季、フェルスタッペンの完成されたパフォーマンスを目の当たりにし続けることに懸念を示すチャンドック氏は、「リアムはそのプレッシャーに耐え、その挑戦に打ち勝つだけの精神的な強さを持っているだろうか? それが私にとっての大きな疑問だ」などと見通している。
偉大なチャンピオンをチームメイトに、ローソンがどんな走りをみせるのか。巻き返しを図るレッドブルは来季、大きなギャンブルに挑むことになるのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がコンスト6位争いをする“大の仲良し”ガスリーとオーバーテイク合戦!
【動画】無線で不満を露わにする角田裕毅「なぜ急がされたのか意味が分からない」
【動画】Q3進出をチームと喜ぶ角田裕毅の無線
【画像】C・ロナウド、メイウェザー、ハミルトン、マクレガー、レブロン、マキロイ…伝説アスリートたちの絢爛豪華なスーパーカーを一挙紹介! 特に目立つのは、やはりF1におけるローソンの経験を問う声だ。これまでグランプリ出場が11戦のみであり、また、新たにチームメイトとなるのは4年連続ドライバーズタイトル獲得の王者、マックス・フェルスタッペンだ。若きニュージーランド人ドライバーは来季、さまざまな意味で大きく環境が変わり、自身初めてのF1フル参戦のシーズンに臨むことになる。
英メディア『PLANET F1』では、今回のローソンのレッドブル昇格について、元F1ドライバーのカルン・チャンドック氏が語ったコメントを紹介している。
現地時間12月21日配信となったトピックの中では、ローソンと角田それぞれの今季のレースについて比較したチャンドック氏が、速さには大きな差が無いと指摘しており、「ペース的にはツノダと同等だ。平均予選タイム差は0.07秒、ほんの数百分の差に過ぎない。つまり、ローソンが速いのは間違いない」などと述べた見解が綴られている。
ドライバーとしてのスキルを称える一方で、チャンドック氏は「レース面での経験が不足している。そこがマックス相手に課題になるだろう」と指摘。これまでも、フェルスタッペンのチームメイトとなったドライバーが「精神的に追い詰められてきた」と振り返りながら、「マックスやフェルナンド(・アロンソ)と競い合うことの難しさは、クレーコートで(ラファエル・)ナダルと対戦するようなもの。何をしても、ボールがどんどん返ってくる」とテニスに例え、説明している。
ローソンが来季、フェルスタッペンの完成されたパフォーマンスを目の当たりにし続けることに懸念を示すチャンドック氏は、「リアムはそのプレッシャーに耐え、その挑戦に打ち勝つだけの精神的な強さを持っているだろうか? それが私にとっての大きな疑問だ」などと見通している。
偉大なチャンピオンをチームメイトに、ローソンがどんな走りをみせるのか。巻き返しを図るレッドブルは来季、大きなギャンブルに挑むことになるのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がコンスト6位争いをする“大の仲良し”ガスリーとオーバーテイク合戦!
【動画】無線で不満を露わにする角田裕毅「なぜ急がされたのか意味が分からない」
【動画】Q3進出をチームと喜ぶ角田裕毅の無線
関連記事
- 角田裕毅のRB残留は「数か月前に決められていた」マネージャーの投稿にファン驚き隠せず「とんでもない茶番だった」「ドキドキしていたのは無駄だったってこと?」
- 角田裕毅のレッドブル離脱にホーナー氏が“前向きな姿勢”「サポートチームに5年間も置くことはできない」「(引き留めは)理にかなっているだろうか?」
- フェラーリで“前人未到の大記録”に挑むハミルトンに欧州メディア注目! M・シューマッハ氏との比較で独自見解も「もうひとつタイトルを手にしなければ…」
- 「テストの時点で、すでに決まっていた」角田裕毅ではなくローソンが選ばれた理由をF1公式が解説「レッドブルは精神的な強さと戦いの熱気を愛している」
- 「長続きしないだろう」「マックスの後継者になる」ローソンの昇格に専門家の意見分かれる「この戦略が上手くいった最後のドライバーはフェルスタッペン」