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バレーボール

ミラノ時代と異なる起用方針で「常に元気な状態」 石川祐希、無敵軍団で求められる超一級のパフォーマンス。年内残り2戦へ体調は万全【男子バレー】

佳子S.バディアーリ

2024.12.25

パドヴァ戦はワンポイント起用のみだった石川。適度に休息を入れる起用方針でコンディションは良好だ。写真:佳子S.バディアーリ

パドヴァ戦はワンポイント起用のみだった石川。適度に休息を入れる起用方針でコンディションは良好だ。写真:佳子S.バディアーリ

 現地時間12月22日に行なわれたバレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガ2024-25シーズン後半第2節は、男子日本代表の石川祐希が所属するシル スーザ ヴィム・ペルージャが、ソネパル・パドヴァをセットカウント3-1(23-25、25-21、25-19、25-21)で下して、開幕から13連勝と同時に公式戦での19試合無敗を貫いた。

【動画】石川祐希のペルージャが今季負けなしの19連勝を達成!
 シーズン前半の対戦は、先に2セットを奪われたペルージャが猛攻に転じて逆転勝ち。先発出場した石川が、チーム最多得点と好守連発で追い上げに火をつけ、スーペルコッパに続き2度目のMVP(マン・オブ・ザ・マッチ)を受賞した試合だった。

 今季、OH3選手を入れ替えながら連勝街道を突進中のペルージャ。この日は、ポーランド代表カミル・セメニウクとウクライナ代表オレフ・プロツニスキーを先発に起用し、石川をベンチに留めた。

 リード4点で第1セット前半を終えたペルージャだったが、その後、6度にわたりラリーを制し切れずに逆転を許して2点ビハインドでセットポイントを握られる。そこでリリーフサーバーとして投入された石川が正確なディグでデュースの機会をもたらしたが、2本目のサーブがラインを割ってしまいセットを先取された。

 第2セット、序盤に5点の優勢からまたしても停滞。それでもサーブを武器に流れを手放さず、試合を振り出しに戻すと、続く3セット目はプロツニスキーのエース3本などでブレークを重ね、終始リードを維持して白星へ近づいた。

 ところが、迎えた第4セットは石川がミラノ時代にコンビを組んだセッター、パオロ・ポッロ(イタリア)の弟ルーカに、開始直後から4連続エースを決められて出鼻をくじかれる。徐々に点差を詰めるも終盤近くまで追う展開が続く。そこで再び、プロツニスキーの強烈なサーブがブレークを呼び込み形勢逆転。さらにリリーフサーバーを任されたオポジットのキューバ代表ハイメ・エレーラがエースで畳み掛けると、最後は足首負傷で離脱していたミドルブロッカーのイタリア代表ロベルト・ルッソが復帰戦のマッチポイントをブロックで制し、ペルージャがホームで開幕からの全勝を貫いた。
 
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