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競馬

師走の中山競馬場で行なわれた今年最後のGⅠの裏で、電撃引退した怪物馬の「13」が再脚光

THE DIGEST編集部

2024.12.28

今秋、圧倒的な強さで引退したドウデュースが脚光を浴びている。写真:産経新聞社

今秋、圧倒的な強さで引退したドウデュースが脚光を浴びている。写真:産経新聞社

 12月27日、ラストランの予定だった有馬記念を右前肢跛行のため出走を取り消したドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が北海道安平町の社台スタリオンステーションに到着した。同馬は来年から種牡馬入りが決まっており、初年度の種付け(1000万円)は発表当日に満口の人気ぶりで、父ハーツクライの後継馬として期待も大きい。

 今秋の天皇賞、ジャパンカップと2つの古馬GⅠを切れ味鋭い末脚で連勝し、武豊騎手とのコンビで12月22日の有馬記念連覇を目指していた。ところが出走2日前の最終調整で歩様に乱れが生じ、友道調教師をはじめ陣営が協議した結果、「出走取消」という苦汁の判断を下した。
 
 競馬ファンに衝撃を与え、思わぬ形で引退となってしまったドウデュース。しかし日本中央競馬会(JRA)は功労馬への敬意を込め、同26日に公式YouTubeチャンネルに同馬の出走レースのまとめ動画を特別配信。動画にはデビュー戦から初のGⅠ制覇となった朝日杯フューチュリティステークス、世代の頂点に立った日本ダービー、4歳で制した有馬記念など国内で出走した13レース分の軌跡がギュッと凝縮されており、再生数は今も伸び続けている。

 28日にはJRAの24年・最後のGⅠであるホープフルステークス(芝2000m)が中山競馬場で行なわれ、2戦2勝のクロワデュノール(牡2歳/栗東・斉藤崇史)が1番人気の期待に応えて快勝。無傷の3連勝を飾り、来春のクラシック候補に堂々と名乗りを上げた。

構成●THE DIGEST編集部

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