モンスターと対峙する韓国人ボクサーに注目が集まっている。
プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者である井上尚弥が1月24日に対戦する予定だったIBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との試合が挑戦者の負傷により、11日に中止が発表された。代役として、WBO同級11位のキム・イェジョンと闘うことが急きょ決定した。
【動画】井上尚弥との対戦が急きょ決定した韓国人ボクサーの“素顔”
衝撃の一報が井上の耳に届いた。昨年12月に左目上をカットし、井上との防衛戦を1か月延期したグッドマンが母国でスパーリング中に再び同じ箇所を負傷。全治約半年の重傷を負い、試合開催が不可能となった。不測の事態になったものの、大橋秀行会長をはじめとする大橋ジムは迅速な対応をみせ、グッドマンのリザーブ選手として契約を結んでいたキム・イェジョンを防衛戦の代役に立てた。
興行開催まで2週間を切ったなか、異例ともいえる対戦相手変更には海外メディアも驚きを隠せず、世界中にニュースが一斉に拡散された。それと同時に、突如として世界戦のビッグチャンスが転がり込んだ32歳の韓国人ファイターについて注目度は増しているようだ。
例えば、英ボクシング専門サイト『Boxing News24』は「電撃発表されたイノウエのサプライズ挑戦者は誰だ?」と題した記事を掲載。世界的な知名度が低いボクサーの実力に疑問符をつけ、痛烈にこき下ろしている。
「ファンが抱く疑問は、キム・イェジョンという名前をこれまで聞いたことがないということ以外に、WBOランク11位ながらWBC、WBA、IBFの認定団体でいずれもトップ15圏外にとどまっている。にもかかわらず、イノウエのスーパーバンタム級の4つの世界タイトルを争うことが許されるのか?ということだ」
さらに「イノウエ陣営は、まるで映画『ロッキー』のワンシーンのような人選を行なった。ほとんど誰も聞いたこともないような無名のファイターを選び、スポットライトを浴びせてタイトルマッチに挑戦させる。イノウエのベルトが1本もかかっていないノンタイトル戦なら、もっと納得できて受け入れやすいだろう」と大橋ジムのマッチメークにも首をかしげ、「“モンスター”は、代役に『ハム&エッグ』を選んだ。それはキムとイノウエにとっては素晴らしいことだが、ファンにとっては最悪だ」と緊急決定した防衛戦を一刀両断した。
同メディアの毒舌は最後まで止まらず、「チャンピオンでもない選手に4つの世界タイトルを争わせることは、ファンにとっても、日本のスター選手との対戦機会を待ち望んでいるトップ15ランカーにとっても不愉快であり、まったく不公平なことだ」と綴り、「典型的なミスマッチだ」と結論づけた。
2012年2月にデビューしたキム・イェジョンは通算25戦21勝(13KO)2敗2分けの戦績を持つ右ファイターで、日本人相手には7戦全勝を誇る「日本人キラー」の異名を持つ。
とはいえ、下馬評ではグッドマン以上に低く評価されており、井上の圧倒的有利は変わらない。韓国人ボクサーは周囲の懐疑的な声を己の拳で黙らせることはできるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
井上尚弥の防衛戦に懐疑な声。突如決まった韓国人ボクサーは“実力不足”と米専門メディアはシビア「世界クラスの相手と対戦していない」
井上尚弥の挑戦者グッドマン“代役”に英老舗誌は辛口ジャッジ。レジェンドを掛け合わせた異名『パッキウェザー』を痛烈指摘「あまりに不釣り合い」
井上尚弥の対戦相手グッドマンが再び負傷…無念の辞退にプロモーターが嘆き「悲惨だ」 代役は“トラブルメーカー”の韓国人ボクサーに決定!
プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者である井上尚弥が1月24日に対戦する予定だったIBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との試合が挑戦者の負傷により、11日に中止が発表された。代役として、WBO同級11位のキム・イェジョンと闘うことが急きょ決定した。
【動画】井上尚弥との対戦が急きょ決定した韓国人ボクサーの“素顔”
衝撃の一報が井上の耳に届いた。昨年12月に左目上をカットし、井上との防衛戦を1か月延期したグッドマンが母国でスパーリング中に再び同じ箇所を負傷。全治約半年の重傷を負い、試合開催が不可能となった。不測の事態になったものの、大橋秀行会長をはじめとする大橋ジムは迅速な対応をみせ、グッドマンのリザーブ選手として契約を結んでいたキム・イェジョンを防衛戦の代役に立てた。
興行開催まで2週間を切ったなか、異例ともいえる対戦相手変更には海外メディアも驚きを隠せず、世界中にニュースが一斉に拡散された。それと同時に、突如として世界戦のビッグチャンスが転がり込んだ32歳の韓国人ファイターについて注目度は増しているようだ。
例えば、英ボクシング専門サイト『Boxing News24』は「電撃発表されたイノウエのサプライズ挑戦者は誰だ?」と題した記事を掲載。世界的な知名度が低いボクサーの実力に疑問符をつけ、痛烈にこき下ろしている。
「ファンが抱く疑問は、キム・イェジョンという名前をこれまで聞いたことがないということ以外に、WBOランク11位ながらWBC、WBA、IBFの認定団体でいずれもトップ15圏外にとどまっている。にもかかわらず、イノウエのスーパーバンタム級の4つの世界タイトルを争うことが許されるのか?ということだ」
さらに「イノウエ陣営は、まるで映画『ロッキー』のワンシーンのような人選を行なった。ほとんど誰も聞いたこともないような無名のファイターを選び、スポットライトを浴びせてタイトルマッチに挑戦させる。イノウエのベルトが1本もかかっていないノンタイトル戦なら、もっと納得できて受け入れやすいだろう」と大橋ジムのマッチメークにも首をかしげ、「“モンスター”は、代役に『ハム&エッグ』を選んだ。それはキムとイノウエにとっては素晴らしいことだが、ファンにとっては最悪だ」と緊急決定した防衛戦を一刀両断した。
同メディアの毒舌は最後まで止まらず、「チャンピオンでもない選手に4つの世界タイトルを争わせることは、ファンにとっても、日本のスター選手との対戦機会を待ち望んでいるトップ15ランカーにとっても不愉快であり、まったく不公平なことだ」と綴り、「典型的なミスマッチだ」と結論づけた。
2012年2月にデビューしたキム・イェジョンは通算25戦21勝(13KO)2敗2分けの戦績を持つ右ファイターで、日本人相手には7戦全勝を誇る「日本人キラー」の異名を持つ。
とはいえ、下馬評ではグッドマン以上に低く評価されており、井上の圧倒的有利は変わらない。韓国人ボクサーは周囲の懐疑的な声を己の拳で黙らせることはできるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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