新日本プロレス1.4東京ドーム大会のプレスルームは、プロレスリング1.1東京・日本武道館大会のメインイベントて行なわれた清宮海斗とOZAWAによるGHCへビン級選手権の話題で持ちきりだった。昨年は全日本プロレスが若い選手を抜擢し、大きく成長。ノアも、清宮がノアの未来を感じさせる世代交代をしてみせた。
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業界最大手の新日本プロレスは、辻陽太が『NEW JAPAN CUP』初優勝を飾るも、タイトル戦には絡むことが出来なかった。新日本には他にもグレート-O-カーン、海野翔太、成田蓮、上村優也、大岩陵平、ボルチン・オレッグといった未来を担える候補がたくさんいるだけに、競争率が激しいためトップ戦線に食い込むのが難しいのかもしれない。
そこに来て、ノアはデビュー1年目のOZAWAが、海外遠征を経て清宮に離反。帰国直後に怪我で試合が出来なかったのも良かった。OZAWAはSNSを使ってファンのイメージを下げるような暴露系の発信を連発。これがプロレスファンの嗅覚に引っかかり、試合当日までOZAWAの発信は注目された。面白かったのは清宮が暴露された内容にファンも同調する動きもあったことだろう。
これらが後押しとなり、試合ではOZAWAコールが爆発。最後は完璧なフェニックススプラッシュで清宮を仕留めてみせた。これは新日本で2012年にオカダ・カズチカが棚橋弘至からIWGPヘビー級王座を一発した時と同じシチュエーションだ。
翌1.2新宿FACE大会では、大和田侑が「俺はな、清宮のことがずーっと大嫌いだったんだよ。OZAWAが言ってる暴露。あれは全部真実なんだよ。だから俺はOZAWAに師事してきたよ。そうだ、今日から俺もTEAM 2000 Xだ、このヤロー!あとな、ノア道場? クソ食らえ!」とOZAWAに追随する形で、TEAM2000X入り。さらにOZAWAショック効果で札止めとなった11日の東京・後楽園ホール大会では、DDTの遠藤哲哉まで加入。勢力を急増させている。
そんなOZAWAに待ったをかけたのはガレノ・デル・マルと遠藤に敗れた征矢学。OZAWAは「ああ、思い出した!違う違う、帰るところだった。危ねえ!なんか襲ってきたヤツいたぞ!誰だ?あいつ。ふざけんな、卑怯者が! お前、後ろから殴ったりしたらダメだろうが!許せない。許せない。いいよ、お前がそんなにこのGHCヘビー級のベルトを懸けて勝負したいなら、ガレノ!やってやるよ。勝ってお前を兄貴と一緒にメキシコに強制帰国させてやる。覚えておけよ。The Real Rebel」と余裕の表情を見せていた。
OZAWAショックは始まったばかりである。
文⚫︎どら増田
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