早速、モンスターに挑戦状だ。

　1月24日、プロボクシング世界スーパーバンタム級４団体統一王者の井上尚弥（大橋）は、東京・有明アリーナでWBO世界同級11位のキム・イェジュン（韓国）との防衛戦に臨み、４回２分25秒でKO勝ち。急きょ決定した韓国人ボクサーとの日韓戦を完勝で収め、2025年初陣を飾った。なお、プロ通算戦績を29勝（26KO）無敗に伸ばしている。
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　井上が有明アリーナで勝ち名乗りを上げた直後、モンスターとの対戦を熱望している刺客から動画つきのメッセージが実は届いている。WBA同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）だ。

　かねてより、無敗の日本人王者との対戦を希望しており、過去には過激な舌戦を繰り広げている元WBAスーパー・IBF世界同級王者は動画内で「試合の感想は？」と問われ、「イノウエにとってかなり楽な戦いだ」と回答した。
  　もともとは、昨年12月24日にWBO・IBF世界同級１位サム・グッドマン（オーストラリア）と対戦する予定だった井上。ただ、２度にわたる挑戦者の負傷で延期、対戦相手変更という異例の展開をたどっていた。代役のキムについては、「トップ10ファイターじゃないだろ。彼は11位だ」と痛烈に指摘しており、井上にとっては物足りない相手だとこき下ろした。

　さらにアフマダリエフは、「いつでも準備万端だ。場所はどこでもいい」とあらためて井上との対戦を要求した。「彼は自分が一番タフな男だと思っているかもしれないが、こっちも簡単に負かされるような男じゃない」と続け、「ベルトを奪い返さなければならない。ウズベキスタンにベルトを持っていく」と力を込めていた。

　はたして井上の次戦相手は、誰になるのだろうか。今後は米国・ラスベガス、サウジアラビアなど海外でのビッグマッチ開催を予定している。

構成●THE DIGEST編集部

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