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「最高の試合のひとつ」井上尚弥と中谷潤人の日本人対決に米専門メディアが期待! 25年の“注目度が高い対戦候補”も列挙「熱戦が年内に行なわれるのではないか」

THE DIGEST編集部

2025.01.26

日本人対決に期待が高まっている井上。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

"世紀の日本人対決"実現に期待が高まっている。

 1月24日、プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナでWBO同級11位キム・イェジュン(韓国)との防衛戦に臨み、4回2分25秒KO勝ち。2025年の初陣で快勝し、プロ戦績を29戦全勝(26KO)に伸ばしたが、早くもボクシング界の視線は、次戦の相手に注がれているようだ。

 現地25日、米ボクシング専門メディア『Boxing Scene』は、「ナオヤ・イノウエが25年に戦うかもしれない5試合」と見出しを打ち、注目度が高い対戦候補をピックアップ。その中でWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)の存在も取り上げられており、「このスポーツ界で最高の試合のひとつだ」と期待が示された。
【画像】衝撃の4回KOで3度目の防衛成功!キム・イェジュンを撃破し25年初陣を勝利で飾った井上尚弥の厳選ショット!
 今年はラスベガス、サウジアラビアなど海外進出が見込まれている井上。これを踏まえ、同記事を執筆したルーカス・ケッテル記者は、「(中谷戦が)次戦で実現する可能性は、非常に低い」と前置きした上で、「ただ、日本人同士の熱戦が年内に行なわれるのではないか、といった噂も絶えない」と胸を膨らませている。

 その他に記事内では、2度の負傷で対戦中止となったWBO・IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)、次戦有力とされるWBC1位アラン・ピカソ(メキシコ)、WBAフェザー級王者ニック・ボール(英国)、WBAスーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が候補に挙げられた。

 無敗街道を突き進む井上だが、まず4月か5月に開催予定のラスベガス興行では、誰と戦うのだろうか。今後の動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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