2024年パリ五輪の女子200mで金メダルに輝いた米国代表のガブリエル・トーマス（28）が１月29日までに自身のSNSを更新。空港で複数回にわたってストーカー被害に遭っていることを明かした。

　トーマスは自身のTikTokに「彼らは空港、曜日、時間、ゲート、すべてを知っている！誰に報告したらいいの？ 」と記し、フォロワーに助けを求めた。

　米メディア『the daily beast』のヤスミーン記者は「オリンピック金メダリスト、空港でストーカー行為を受けた恐ろしい体験を回想」と題した記事を配信。続けて「オリンピックで５回メダルを獲得したトーマスは火曜日、TikTokで、さまざまな都市の空港で男性グループに繰り返しストーカー行為を受けたことを明かした」と綴り、同件を報じた。

　また同記者は、トーマスが「どの都市かは関係ありません。シカゴへの往復旅行のときもやって来たし、マイアミへの往復旅行のときも彼らは来た。そして、私のフライト情報を持っている」と語っていたことを伝えた。
  　同メディアによると、トーマスに迷惑行為をしたと思われる３人から６人ほどの男性は、数多くの写真の山を持参し、トーマスにサインを要求。同選手がそれを断ると「攻撃的で敵対的になった」と記述し、明らかに迷惑行為であったことを報じている。

　さらに同メディアは、迷惑行為をしたとされている男性らを「おそらく転売屋だ」と指摘。また「搭乗ゲートやコンコースで近づくこともあり、トーマスは『私が怖いのは、（私自身も）飛行機の出発時刻がまだ分からないときでさえ、彼らは私のフライト情報を持っていること。私はフライト情報を誰にも教えていないのに...』と話した」と伝え、公表されるはずのない情報が漏れていることも伝えた。

　トーマスの同投稿には、米国出身のプロテニス選手のコリ・ガウフ選手も反応。「私にも同じことが起きるの。どうしてそうなるのか分からない。私の推測では、空港で誰かが密告したのかもしれない」と実体験を基にコメントしている。

　同投稿をチェックしたフォロワーからは「それはとても怖い！」「録音してみたら、彼らも怖がるかも？」「警察に通報して、何か記録してもらうのが確実」「全州で起きていることだからFBI」「怖すぎ...」などと、さまざまなコメントが寄せられた。

構成●THE DIGEST編集部

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