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「次の試合と聞かされ続けるのは、もう耐えられない!」アフマダリエフが井上尚弥に“苛立ち”。挑発繰り返すも、対戦には慎重「今すぐとは言いたくない」

THE DIGEST編集部

2025.01.31

井上(左)との対戦をかねて熱望している現WBA暫定王者のアフマダリエフ(右)。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)、Getty Images

 プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥との対戦を熱望している元WBA・IBF世界同級王者で、現WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が米メディアの独占インタビューのなかで井上を挑発。不満を爆発させているようだ。

 元五輪メダリストのイライラが募っている。アフマダリエフは米国のボクシング専門誌『The Ring』の中で「明確な道筋があるのなら構わない。だけど、『次の試合、次の試合』と聞かされ続けるのは、もう耐えられない。その間に試合を追加し続けることはできない。そうでなければ、イノウエはWBAのベルトを返上するべきだ」と主張している。

 アフマダリエフは昨年12月にモナコのモンテカルロで行なわれたリカルド・エスピノザ・フランコ(メキシコ)とのWBA暫定王座決定戦を制し、井上への指名挑戦権を持っている。だがその後、井上との対戦は実現することなく、日本人ボクサーは今月24日にサム・グッドマン(オーストラリア)の代役挑戦者であるキム・イェジュン(韓国)と闘い、4回KO勝利を収めて3度目の王座防衛に成功した。

 井上への指名挑戦権を獲得しながら、一向に試合が実現していないことにアフマダリエフのフラストレーションは募るばかり。『The Ring』は「アフマダリエフが王者であるイノウエに挑戦する前に、さらにもう一戦待つという考えを抱かなかったとしても、彼を責めることはできない」と同情的だ。
 
 すれ違いの両者だが、ようやく風向きが変わりつつある。井上が所属する大橋ジムの大橋秀行会長は25日の一夜明け会見で、「おそらく次は米国・ラスベガス、その次はサウジアラビア」とあらためて今後の展望を説明。聖地ラスベガスでWBC世界スーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ(メキシコ)と、サウジアラビアではアフマダリエフと対戦する大型興行を明言した。

 井上陣営の意向をアフマダリエフも認識しているようで、「素晴らしい計画のように聞こえるな」と回答する。しかし、「現実的には、サインを交わす必要がある。交渉が必要なんだ。すべての関係者と話し合うことなく、今すぐに『はい、次の試合を受けます』とか、『いいや。彼は今すぐ俺と闘わなければならない』とは言いたくない」と、これまでの強気な姿勢から一転し、慎重な見解を示す。自分のチームと井上陣営が、最終的に全員が望むものを与えてくれると信じている。

 はたして、両者のプラン通りにマッチメイクは実現するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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