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カーリング藤澤五月が模索してたどり着いた、アスリートらしくない“ロコ・ソラーレらしさ”。五輪3大会連続出場へ「ガムシャラに喜怒哀楽を全力でやる」【日本選手権】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.02.01

藤澤は五輪切符がかかる日本選手権に向けて意気込みを語った。(C) Getty Images

藤澤は五輪切符がかかる日本選手権に向けて意気込みを語った。(C) Getty Images

 2月2日に開幕するカーリングの日本選手権(神奈川・横浜BUNTAI)を前に同1日、横浜市内で男女スキップによる合同記者会見が行なわれた。2022年北京五輪銀メダルに輝いたロコ・ソラーレの藤澤五月はオリンピック出場権の獲得キーワードとして、『ロコ・ソラーレらしさ』で臨む。
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 本大会は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表選考を兼ねた重要な一戦である。決勝トーナメントに進める3枠に入れば、大舞台への道がつながる。3大会連続五輪出場を目指すロコ・ソラーレにとっては前回女王のSC軽井沢クラブをはじめ、長年のライバル関係である北海道銀行や中部電力、さらには実力者が揃うフォルティウスなど、五輪切符をかけた熾烈なサバイバル争いが予想される。

 しかも、ロコ・ソラーレは今大会で4位以下だった場合は、オリンピックへの道が完全に閉ざされる。厳しい戦いが待ち受けるなか、スキップの藤澤は昨年の日本選手権やグランドスラムといった試合を通して、「自分たちらしさ、ロコ・ソラーレらしさとは何か?をイチから模索するシーズンだった」と振り返り、「勝ったり負けたり...もちろん悔しい時期や苦しい時期もあったんですけど、あらためて自分たちらしさ、自分たちの強さをしっかりと自覚して、この大会に臨めるいい時間になった」とプラスに捉える。
 
 2018年の平昌、22年北京大会でメダルを獲得し、日本列島に史上空前のカーリング・ブームを巻き起こしたロコ・ソラーレ。なにより、テレビ中継を通してメンバーが氷上で魅せる喜怒哀楽を全面に押し出すスタイルが、チームのバロメーターになることを開幕前に再確認できた。

「雑草のようにカッコ悪くても、自分たちらしく一人ひとりの個性を大切にプレーをするのが私たちロコ・ソラーレ。見てもらえると分かると思いますけど、アスリートっぽいか?って言われると、まったくそうではないかもしれないです。だけど私たちの姿を見て、ガムシャラに喜怒哀楽を全力でやっている姿を見て、『これがアスリートでいいんだ』って、たくさんの方に感じてもらえる。それがロコ・ソラーレなんだって思ってもらえるようなプレーを全力でやりたいです」

 さらに、藤澤は横浜の地で史上初となる首都圏開催についても言及。「選手のひとりとして、たくさんの方がご尽力いただいた分、しっかりと氷の上で自分たちらしく表現して戦わなければいけない。たくさんの方に観てもらえる楽しい大会、心に残る試合を1試合1試合していきたいです」と意気込んだ。

 カーリングの魅力をより多くの人に伝えるとともに、大舞台へとつながる切符をかけた負けられない戦いが始まる。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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