女神が神ショットを披露した。

　2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表選考を兼ねたカーリングの日本選手権が２月２日に神奈川・横浜BUNTAIで開幕した。試合開始に先立って行なわれたオープニングセレモニーには、大会公式応援サポーターを務める元乃木坂46の秋元真夏さんが氷上に登場。ファーストストーンセレモニーで観客の度肝を抜くミラクルショットを魅せた。

　秋元さんは赤のパーカーを身にまとい、黒のパンツスタイル。まさに“カーラー”という身なりで現れた。ロコ・ソラーレの藤澤五月と吉田知那美、北海道銀行からは田畑百葉、山本冴がスイープとして彼女をサポートし、藤澤のアドバイスにしっかりと耳を傾けた秋元さんは緊張した表情を浮かべながら、吉田が待つハウスの中心部に向かってストーンを放った。

　元人気アイドルが投じた一投を北海道銀行の２人が懸命にスイープする。すると、滑らかなスピードに乗った石は、ゆっくりとハウスの赤い円部へ吸い込まれるようにピタッと止まった。あまりのスーパーショットに会場に集まったファンは大興奮。選手たちも驚きの声を上げるほど、大きな歓声と拍手がアリーナを包み込んだ。
  　大役を全うした秋元さんはセレモニー後、「頑張りました！ もうちょっと、ちょっと...うまく投げられたかなぁと思いますけど、みなさんのおかげでハウスまで持っていってもらって感動しました。ありがとうございました」と感謝のコメントを寄せた。

　８日間の熱戦の火蓋を切る見事なドローショットには、テレビ中継や配信等で見守ったファンがSNSにその雄姿を投稿するほど、小さくない反響を呼んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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