全日本スキー連盟は2月3日、同15日に開幕するノルディックスキージャンプ男子ワールドカップ(W杯)札幌大会(大倉山ジャンプ競技場)に臨む日本代表メンバー10人を発表した。2022年北京五輪個人ノーマルヒル金メダルの小林陵侑、同代表の佐藤幸椰らが順当に選出されたなか、52歳の葛西紀明も名前を連ねた。レジェンドの代表入りの一報は海を越え、海外ジャーナリストに衝撃を与えている。
文字通り「鉄人」という称号が相応しい。葛西は今月1日に行なわれた国内大会「TVh杯ジャンプ」で、1回目に今季最長となる142メートルの特大ジャンプをマークした。2回目もトップとなる131メートルでまとめ、合計258.90点で52歳の超ベテランジャンパーが大会連覇を飾った。
W杯遠征メンバーが不在だったとはいえ、いまだ衰え知らずの日本のレジェンド。葛西の活躍は海外メディアも驚きの反応を示している。フィンランドのウインタースポーツ専門メディア『ESS』は「なんてこった! タフガイな奴だ! 52歳のスキージャンパー、ノリアキ・カサイがW杯復帰へ」と題した記事を配信し、「W杯出場も不可能ではなさそうだ」と期待を寄せている。
記事では冒頭、葛西が初めてW杯に出場した1988年に触れ、「あれはクリスマス前のことだった。16歳の日本のスターは地元である札幌のノーマルヒルで31位に終わり、当時はマッティ・ニッカネンが優勝した」と紹介。計4個の五輪金メダルに輝いた“鳥人”の名前を引き合いに、葛西の息の長い選手生活にスポットを当てている。
続けて、「昨年3月のスロベニア・プラニツァ大会でカサイは、51歳でW杯の史上最高齢選手となった。土曜日には札幌で行なわれた日本の大会で、驚異的な飛距離を叩き出し、圧倒的な差をつけて優勝した。今シーズン、彼はコンチネンタルカップに出場しているが、その成績はなかなかのもの」と今季の好調ぶりに舌を巻いた。しかも、2月26日から3月9日までノルウェー・トロンハイムで開催されるFISノルディックスキー世界選手権で、「この伝説の日本人ジャンパーが見られる可能性は決してゼロではない」とベテランの出場を示唆している。
他にも、ポーランドのバルテック・ヴィンチャシェク記者は葛西がTVh杯で記録した大ジャンプに興奮。「52歳のカサイが地元で輝き続けている。テイクオフが完璧でなかったにもかかわらず、142メートルを飛んで優勝した。彼がいかに素晴らしいジャンパーであるかを証明した」と賛辞を惜しまなかった。複数の冬季五輪を取材した経験を持つルーク・ガガスカ氏は同記者が投稿したXを引用したうえで、葛西の止まらぬ進化に驚きを隠せなかった。
スキージャンプへの情熱が尽きることなく、肉体の鍛錬を惜しまない葛西。日本が世界に誇る鉄人は14日の予選を突破し、15日の本戦に進出すれば、自身が持つギネス世界記録のW杯個人最多出場通算578試合を更新することになる。
構成●THE DIGEST編集部
カーリング会場騒然! 元乃木坂46が放ったスーパーショットに大興奮も、本人は辛口評価「もうちょっと…うまく投げられたかなぁ」【日本選手権】
初戦黒星発進のロコ・ソラーレ。首都圏初開催アリーナゆえの戸惑い「氷上のゴミが噛みやすい」「ちょっと癖のある部分が…」【日本選手権】
カーリング藤澤五月が模索してたどり着いた、アスリートらしくない“ロコ・ソラーレらしさ”。五輪3大会連続出場へ「ガムシャラに喜怒哀楽を全力でやる」【日本選手権】
文字通り「鉄人」という称号が相応しい。葛西は今月1日に行なわれた国内大会「TVh杯ジャンプ」で、1回目に今季最長となる142メートルの特大ジャンプをマークした。2回目もトップとなる131メートルでまとめ、合計258.90点で52歳の超ベテランジャンパーが大会連覇を飾った。
W杯遠征メンバーが不在だったとはいえ、いまだ衰え知らずの日本のレジェンド。葛西の活躍は海外メディアも驚きの反応を示している。フィンランドのウインタースポーツ専門メディア『ESS』は「なんてこった! タフガイな奴だ! 52歳のスキージャンパー、ノリアキ・カサイがW杯復帰へ」と題した記事を配信し、「W杯出場も不可能ではなさそうだ」と期待を寄せている。
記事では冒頭、葛西が初めてW杯に出場した1988年に触れ、「あれはクリスマス前のことだった。16歳の日本のスターは地元である札幌のノーマルヒルで31位に終わり、当時はマッティ・ニッカネンが優勝した」と紹介。計4個の五輪金メダルに輝いた“鳥人”の名前を引き合いに、葛西の息の長い選手生活にスポットを当てている。
続けて、「昨年3月のスロベニア・プラニツァ大会でカサイは、51歳でW杯の史上最高齢選手となった。土曜日には札幌で行なわれた日本の大会で、驚異的な飛距離を叩き出し、圧倒的な差をつけて優勝した。今シーズン、彼はコンチネンタルカップに出場しているが、その成績はなかなかのもの」と今季の好調ぶりに舌を巻いた。しかも、2月26日から3月9日までノルウェー・トロンハイムで開催されるFISノルディックスキー世界選手権で、「この伝説の日本人ジャンパーが見られる可能性は決してゼロではない」とベテランの出場を示唆している。
他にも、ポーランドのバルテック・ヴィンチャシェク記者は葛西がTVh杯で記録した大ジャンプに興奮。「52歳のカサイが地元で輝き続けている。テイクオフが完璧でなかったにもかかわらず、142メートルを飛んで優勝した。彼がいかに素晴らしいジャンパーであるかを証明した」と賛辞を惜しまなかった。複数の冬季五輪を取材した経験を持つルーク・ガガスカ氏は同記者が投稿したXを引用したうえで、葛西の止まらぬ進化に驚きを隠せなかった。
スキージャンプへの情熱が尽きることなく、肉体の鍛錬を惜しまない葛西。日本が世界に誇る鉄人は14日の予選を突破し、15日の本戦に進出すれば、自身が持つギネス世界記録のW杯個人最多出場通算578試合を更新することになる。
構成●THE DIGEST編集部
カーリング会場騒然! 元乃木坂46が放ったスーパーショットに大興奮も、本人は辛口評価「もうちょっと…うまく投げられたかなぁ」【日本選手権】
初戦黒星発進のロコ・ソラーレ。首都圏初開催アリーナゆえの戸惑い「氷上のゴミが噛みやすい」「ちょっと癖のある部分が…」【日本選手権】
カーリング藤澤五月が模索してたどり着いた、アスリートらしくない“ロコ・ソラーレらしさ”。五輪3大会連続出場へ「ガムシャラに喜怒哀楽を全力でやる」【日本選手権】
関連記事
- カーリング会場騒然! 元乃木坂46が放ったスーパーショットに大興奮も、本人は辛口評価「もうちょっと…うまく投げられたかなぁ」【日本選手権】
- 【画像】日本女子カーリング界が誇る名スキップ、藤澤五月の厳選された“美ショット”を一挙公開!
- 初戦黒星発進のロコ・ソラーレ。首都圏初開催アリーナゆえの戸惑い「氷上のゴミが噛みやすい」「ちょっと癖のある部分が…」【日本選手権】
- カーリング藤澤五月が模索してたどり着いた、アスリートらしくない“ロコ・ソラーレらしさ”。五輪3大会連続出場へ「ガムシャラに喜怒哀楽を全力でやる」【日本選手権】
- 【北京五輪PHOTO】表彰式では笑顔も!銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」!