卓球・男子元日本代表の丹羽孝希が海外のオンラインカジノサイトで賭けをしたとして、賭博容疑で書類送検されたことが１月29日に判明。同30日にはTリーグの岡山リベッツと双方合意のうえで契約解除となった。さらに日本リーグで所属するケアリッツ・アンド・パートナーズも同31日に契約を解除すると発表。その衝撃は卓球王国の中国にまで広がっている。

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　中国メディア『捜狐』は「日本卓球界に大激震！ 男子シングルスのスター選手が書類送検された。彼は五輪２大会連続でメダルを獲得した」と題した記事を掲載。「日本の卓球界で有名な選手、丹羽孝希がオンラインカジノサイトでギャンブルを行なった疑いで書類送検されるという大きな事件があった」と驚きをもって報じた。

　同メディアは、丹羽について「丹羽孝希は、日本男子卓球界において重要なメンバーのひとりとして、功績を残してきた」と記述。「2016年リオデジャネイロ五輪では、男子団体で中心人物のひとりとして活躍し、銀メダルを獲得。そして、2021年東京五輪でも男子団体で銅メダル獲得に貢献した」と伝えている。
  　さらに、同メディアは「丹羽孝希は、卓球を純粋に愛する人として、常に注目されてきた」と続け、「しかし、予想外にも賭博スキャンダルに巻き込まれてしまった」と嘆く。中国のファンからは「人は見た目で判断できない」「丹羽孝希はとても穏やかそうに見えた。信じられない」といった反応が寄せられていると紹介した。

　そして、最後に同メディアは「競技スポーツは、ポジティブなエネルギーに満ちたものであるべきだ。それは、情熱をもって努力し、夢に挑戦することだ」と見解を示し、「ネガティブな事件が減り、競技スポーツが本来の姿に戻ることを願っている」と締めくくった。

　なお、日本卓球協会は、公式サイトを通じて「丹羽孝希選手の一部報道に関する件について、日本卓球協会としては倫理・コンプライアンス委員会において調査を開始し、手続きを進めることといたしました。また、今回の事案を受けてナショナルチームの選手・スタッフに対しては、早急にコンプライアンス研修を実施し、再発防止に努めてまいります」としている。

構成●THE DIGEST編集部

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