2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表候補出場権をかけたカーリングの日本選手権（神奈川・横浜BUNTAI）は２月７日、女子の２次予選リーグ最終戦が行なわれ、すでに決勝トーナメント進出を決めているロコ・ソラーレがフィロシーク青森に12対４で完勝した。これで初戦黒星スタートから破竹の６連勝に伸ばし、２年ぶりの優勝に向け弾みをつけた。
【画像】日本女子カーリング界が誇る名スキップ、藤澤五月の厳選された“美ショット”を一挙公開！

　黄色ストーンのロコ・ソラーレは第１エンド、セカンドの鈴木夕湖がダブルテイクアウトを決め、サード吉田知那美もテイクアウトとショットが好調。さらに前日のフォルティウス戦で神ショットを連発して逆転勝利をもぎ取ったスキップの藤澤五月が勢いそのまま、この日もドローが冴え、ロコ・ソラーレがいきなり３点を先取する。

　第３エンドは吉田がテイクショットでハウス内にストーンを４つ残し、有利な状況をつくる。相手スキップの２投目が痛恨のミスショットとなってしまい、ロコ・ソラーレが一挙４得点のチャンス。これを藤澤がしっかり中心部にとどめ、ロコ・ソラーレが７対１と大きくリードを広げる。

　第４エンドは鈴木が相手ストーンを的確に弾き、ロコ・ソラーレが引き続き主導権を握る。ハウス内の赤い中心部に黄色ストーンを５つ残したが、フィロシーク青森の田中がガードストーンの間をミリ単位でくぐり抜け、中心部にピタッと赤色ストーンをとどめるスーパーショットを披露。直前のミスを挽回する好ショットに田中は渾身のガッツポーズをみせ、青森が１点をもぎ取る。

　第５エンドは青森がスチールするが、ロコ・ソラーレは藤澤がまたも正確無比なドローを決め、３点を追加して10対３と大量リードする。第８エンドでロコ・ソラーレがさらに２点を重ねると、コンシード（相手が試合途中で負けを認める）となりロコ・ソラーレが勝利した。
  　ロコ・ソラーレは前日に今大会５戦全勝の強豪フォルティウス戦でスキップの藤澤が最後の最後に神ショットをみせ７対６で逆転勝利。３位以内を確定させ、９月に開催されるミラノ五輪代表候補決定戦への出場権を獲得していた。

取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）

「腹筋すげー！」ロコ・ソラーレ吉田知那美、スポブラ姿で“お腹チラ見せ”にネット驚嘆！「逆三角形」「見惚れます」【カーリング】

「ま、まさか勝っちゃうなんて！」ロコ・ソラーレの劇的すぎる大逆転勝利にSNSも熱狂！「藤沢の鬼メンタルよ」「なんなんこの勝負強さ…」

【画像】笑顔がまぶしい氷上の女神！ムードメーカーでチームを牽引する吉田知那美の厳選フォトを一挙公開！