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角田裕毅がF1キャリア継続の危機、来季残留は極めて困難か...「F1における長期的な未来は不透明」米メディアが考察「できることはほとんど残されていない」

THE DIGEST編集部

2025.02.08

レッドブルグループでの居場所を失いつつある角田。(C)Getty Images

レッドブルグループでの居場所を失いつつある角田。(C)Getty Images

 2025年のF1開幕までおよそ1か月となり、各チームのテストの話題なども伝えられるなか、早くも来季以降のドライバーラインナップの行方が話題に上っている。米メディア『Motorsport.com』は、レッドブルとレーシングブルズのシートについて今後、様々な動きをみせる可能性があると論じた。

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 すでに26年まで、ほとんどのチームのシートが決まっていると伝える同メディアだが、「レッドブルのセカンドシートは、唯一『いつ空席になってもおかしくない』ポジションだ」と指摘。そのうえで今季からマックス・フェルスタッペンとコンビを組むリアム・ローソンに対し、前任者のセルジオ・ペレスよりも好成績を残す必要があると訴え、「明確なアップグレードにならなかった場合、何が起こるのか全く予測できない」と見通した。

 また、グループ下部組織に属する17歳の新星アービッド・リンドブラッドについては、早くも「新たなスター候補」と評価。「25年にF2で1年間を過ごす予定」としながらも、「レッドブルならありえる“大胆なシナリオ”として、リンドブラッドがF2で結果を残した場合、25年シーズン途中にF1デビューを果たす可能性がある。仮にそうなれば、26年のレッドブル昇格候補にもなりえるだろう」と持論を綴っている。

 ほかにも、レーシングブルズで5年目を迎える角田裕毅の去就を占った。今オフ、レッドブルのリザーブドライバーとなったことが発表されたものの、今後の昇格は困難と同メディアは予想。「ツノダのF1キャリア全体を振り返れば、レッドブルの『最終手段』として扱われているのは明白だ。さらに、レッドブルがホンダとの提携を解消することを考えれば、昇格の可能性はさらに低くなる」と、日本人ドライバーへの見解を示している。

 加えて、「現時点でツノダにできることはほとんど残されていない。アイザック・ハジャーに勝ったところで、フランス人ルーキーの将来を潰すだけだ」として、同僚を相手に結果を残してもトップチーム入りへの評価にはならないと強調。26年以降においては、角田がレッドブルグループを離れる可能性が高いとして、「F1における長期的な未来は不透明だ」と結論付けた。

 目まぐるしく変化するF1界で、角田の来季以降のキャリア継続が危ぶまれている。25年はまさに、生き残りを懸けたシーズンとなるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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