バレーボールSVリーグ男子のサントリーサンバーズ大阪は先月、イタリア１部セリエAのペルージャとパートナーシップ契約を結んだ。

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　ペルージャは日本代表の石川祐希が所属するチームだ。その活躍は、ビジネス面での成功や発展をもたらしている。イタリア大手紙『Gazzetta dello Sport』は２月11日、同じペルージャを拠点に活躍したサッカー元日本代表の中田英寿を引き合いに、石川の功績を伝えた。
  　同紙は「イシカワのブーム：ペルージャに新たなナカタ」と題した記事で、「ペルージャが1990年代終わりのような雰囲気に包まれている。当時はヒデトシ・ナカタがいた。そして今はユウキ・イシカワがいる。サッカーからバレーだが、共通するのが日本だ」と報じている。

「イシカワはすでにラティーナ、シエナ、パドヴァ、ミラノでプレーしてきたが、ペルージャとの結婚は特別だ。メディア的かつ商業的な点から礼賛されている」

『Gazzetta dello Sport』は、今年はペルージャが日本で、2026年にはサントリーがイタリアで親善試合を行なう予定と紹介。「１年目の途中だが、デジタル面での統計が物語る」と、SNSでの石川に関する投稿も大きな反響を呼んでいると伝えた。

「ユウキ効果は15万人、24％のフォロワー増に値する。特にYouTubeでは、アジアからの視聴が50％。40％が日本だ。誕生日やクリスマスなど、日本語で投稿するたびに、数字が爆発する。効果はグッズ売り上げにも波及。ユウキのユニホームは1500枚売れ、昨年同時期から３倍増だ」

「SNSのほか、ストリーミングもある。イタリアリーグの全試合を配信する『Vbtv』への日本の登録ユーザー数は約５万人。日本時間の深夜でも視聴は数字を出している。そして関心はユウキだけでなく、ノバーラに所属する妹マユに対しても寄せられている」

　中田のペルージャでの活躍は、日本サッカー界の発展につながった。同じ街で石川もさらなる飛躍が期待される。

構成●THE DIGEST編集部
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