F1レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はシーズン開幕を前に、今季から名門フェラーリに移籍したルイス・ハミルトンが再びタイトル争いでマックス・フェルスタッペン（レッドブル）のライバルになるとの予想を立てた。

【画像】世界を舞台に活躍する日本人F１ドライバー、角田裕毅が乗りこなすレーシングカーの厳選ショット！ 　2021年に最終戦のファイナルラップまでもつれ込む歴史的なタイトル争いを繰り広げたフェルスタッペンとハミルトン。当時24歳の偉才はその年も含めてその後、４年連続のチャンピオンに輝いた一方、ハミルトンはチームが22年からの新規定の対応に失敗したことで３年間で獲得697ポイント（フェルスタッペンはその間1466ポイント）と苦戦を強いられた。

　ホーナー代表はハミルトンについて、「良いスタートを切ってチームを支え、再び自信を取り戻し、エネルギーを解放できれば、今季のチャンピオンシップの候補になると本当に思っている」とオランダの専門メディア『RacingNews365』に話している。

　そして、フェルスタッペンも、あくまでフェラーリのマシンの性能次第ではあるものの、ハミルトンの実力については申し分ないとし、「（ハミルトンと）勝利のために競い合っている時は、いつもとても楽しいよ」とライバルとのタイトル争いについて語った。

　過去２、３年のメルセデスとフェラーリの実績を考えると、今季は昨年一昨年より戦闘力の高いマシンに乗ることが予想されるハミルトン。ミハエル・シューマッハ（元フェラーリほか）と並ぶ５連覇がかかるフェルスタッペンとシューマッハを超える８度目のタイトル獲得を目指すハミルトンが再び熾烈な戦いを繰り広げるのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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