F1レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は現地２月19日、ロンドンで開催された『F1  75 Live』の記者会見に出席。今オフに囁かれていたマックス・フェルスタッペン（レッドブル）のアストンマーティン移籍の噂についてコメントしたとF1公式サイトが報じた。

【画像】世界を舞台に活躍する日本人F１ドライバー、角田裕毅が乗りこなすレーシングカーの厳選ショット！ 　英紙『Daily Mail』は今年１月、アストンマーティンのコマーシャル＆マーケティング担当マネージングディレクターを務めるジェファーソン・スラック氏が投資家に対して「フェルスタッペンが最大10億ポンド（約1900億円）相当の契約で入団する」と売り込んだと報じた。

　この報道に対してアストンマーティンの広報担当者とフェルスタッペン本人は事実無根だと否定したものの、専門メディアの取材に応じたフェルスタッペン陣営の担当者は「（報道が事実だとすれば）それは良いことだ」と肯定とも否定とも取れないコメントで回答。父ヨス・フェルスタッペンも今季のレッドブルのマシン性能に疑問を抱いており、移籍の可能性もほのめかしている。

　この報道についてコメントを求められたホーナー氏は「正直なところ、あんな噂を見たのは初めてだった」と否定。「マックスは自分が置かれている環境にとても満足していると思う。このチームで育ち、エンジニアや技術者など一緒に働く全ての人と素晴らしい関係を築いている」と絶対王者の残留に自信を覗かせた。

　一方でホーナー氏は、昨季マシンの戦闘力不足が露呈したレッドブルにとって今季は、ドライバーズタイトル４連覇のドライバーにふさわしいマシンを用意する必要性があると強調。「競争力のあるマシンを提供し、マックスが過去10年近くにわたって達成してきたことを（今季も）達成できるようなプラットフォームを提供し続けられるかは我々チーム次第だ」と語った。

　フェルスタッペンとレッドブルは2028年まで契約を結んでいる。F1史上屈指の才能を引き留めるためにも、マシンパフォーマンスの向上は必須だ。

構成●THE DIGEST編集部

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