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格闘技・プロレス

「エリートファイターがやるべきことをやった」中谷潤人の衝撃KO劇に米識者が唸り「このレベルでは勝ち方が重要だ」

THE DIGEST編集部

2025.02.25

中谷(右)は強烈な左フックでKO勝利を飾った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

中谷(右)は強烈な左フックでKO勝利を飾った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 2月24日、プロボクシングのWBC世界バンタム級王者の中谷潤人が、東京・有明アリーナで行なわれた3度目の王座防衛戦に臨み、同級6位のダビド・クエジャル(メキシコ)を3回KOで撃破した。衝撃のKO劇に海外メディアは驚きの声を上げている。
【画像・動画】「中谷半端ないって!」”ビッグバン”の左を至近距離で捉えた実際の映像

 壮絶な決着に会場がどよめいた。3回に中谷が重い左ボディをあてると、追撃するかのように左、右、左のコンビネーションを放ちクエジャルから1度目のダウンを奪う。ほぼグロッキー状態となった挑戦者はなんとか立ち上がるが、中谷はさらなる猛攻をみせる。強烈な左フックを顔面に食らわせメキシコ人ファイターの戦意を喪失させると、10カウントが告げられ、あっけなく勝負が決まった。
 
 28戦全勝を誇り一度もダウンを喫したことのない相手に、まるで「格が違う」と言わんばかりの圧倒的な強さをみせた中谷。無敗の王者の防衛戦には識者も唸り声を上げている。

 米スポーツ専門局『ESPN』で記者を務めていたスティーブ・キム氏は自身のXで中谷の試合を絶賛。「ジュント・ナカタニはエリートファイターがやるべきことをやった。そう、このレベルでは勝ち方が重要なのだ」と記し、中谷がクエジャルの顔面を捉えた左フックの決定戦瞬間の写真を添えた。

 加えて、「118ポンド(約53.5キロ)で統一戦があるといいのだが...」とも付け足し、来るべきバンタム級の4団体統一に期待を寄せた。

 試合後、中谷はリングに上がったIBF世界同級王者の西田凌佑に「西田選手、やりましょう!」とニッコリ笑って対戦をアピール。すると両者はグータッチを交わし、近い将来の統一戦をファンに約束すると、再び大きな歓声が有明アリーナを包み込んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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