プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥の次戦がWBA同級2位のラモン・カルデナス(米国)と5月4日に米国・ラスベガスで対戦する可能性が急浮上した。米メディアによると交渉は最終段階に入っており、会場はT・モバイルアリーナが最有力のようだ。
【動画】格の違いをみせた井上尚弥のKOシーンをプレイバック
無敵の日本人王者の防衛ロードが急展開を迎えた。井上の次戦は当初、WBC同級1位のアラン・ピカソ(メキシコ)が候補に上がり、所属ジムの大橋秀行会長も両者の対戦を明言していた。ところが関係者によると、2月になってピカソ陣営が挑戦に難色を示し、暗礁に乗り上げた。ピカソ自身はSNSで井上との対戦に意欲を示す投稿をしていたが、状況が一気に不透明に。これにより、その次に対戦する予定のWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が急きょ代役に浮上する事態になっていた。
だが3月1日、米ボクシング専門サイト『Boxingscene』によると、井上は米ラスベガスのMGM施設で、米テキサス州出身のカルデナス(26勝1敗、14KO)と戦う予定だという情報をキャッチ。「毎年ビッグマッチが開催されるメキシコの記念日シンコ・デ・マヨのメインイベントとなり、この試合は交渉の最終段階にある」と説明した。
同メディアによると、「イノウエはピカソと戦う予定だったが、交渉が決裂した」と報じており、「カルデナスは、恐るべきパンチ力を持っている。2024年2月にカルデナスがイスラエル・ロドリゲスをノックアウトした試合は、最高のハイライトだ。29歳のファイターは強烈なパンチを繰り出し、彼の顎を砕き、試合を即刻終わらせた」と記し、そのハードパンチャーは脅威だと指摘。井上にとっても侮れない相手だと警戒している。
その一方で、このカードに苛立ちを隠せない人物がいる。米スポーツ専門局『ESPN』で主に格闘ライターを務めていたスティーブ・キム氏は自身のXを更新し、「ナオヤ・イノウエは5月のラスベガスでメキシコ人と闘わなければならないのは、なぜだ?」と書き出すと、一気に不満をぶちまけた。
「私の考えでは、イノウエを見に来るファン(多くの人々がそうすると信じている)は、何よりもまず"モンスター"を見たいのであり、民族に関係なく可能な限り最高の相手と闘いたいはずだ。シンコ・デ・マヨの週末であるのは理解できるが、まったく話にならない。やれやれだ」
またしても対戦相手が変更になるかもしれない井上の立場に同情し、相手の質に疑問を投げかけたキム氏。25年は海外でのビッグマッチを中心に防衛ロードを歩む井上にとって、リング外は前途多難な状況になっている。
構成●THE DIGEST編集部
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その一方で、このカードに苛立ちを隠せない人物がいる。米スポーツ専門局『ESPN』で主に格闘ライターを務めていたスティーブ・キム氏は自身のXを更新し、「ナオヤ・イノウエは5月のラスベガスでメキシコ人と闘わなければならないのは、なぜだ?」と書き出すと、一気に不満をぶちまけた。
「私の考えでは、イノウエを見に来るファン(多くの人々がそうすると信じている)は、何よりもまず"モンスター"を見たいのであり、民族に関係なく可能な限り最高の相手と闘いたいはずだ。シンコ・デ・マヨの週末であるのは理解できるが、まったく話にならない。やれやれだ」
またしても対戦相手が変更になるかもしれない井上の立場に同情し、相手の質に疑問を投げかけたキム氏。25年は海外でのビッグマッチを中心に防衛ロードを歩む井上にとって、リング外は前途多難な状況になっている。
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