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【F1】「間違いなくQ3でトップ6に入るペースあった」角田を14位評価も、“ポテンシャルの高さ”を英メディア指摘「レッドブルの交代は正しかった」

THE DIGEST編集部

2025.04.08

レッドブルでの初戦を12位で終えた角田。(C) Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は日本GP決勝で14番グリッドからスタートし、12位でチェッカーを受けた。この結果に海外メディアからは厳しい評価がなされた一方、角田が週末に見せた実力と今後の可能性についてはポジティブなコメントが送られた。

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 今回のグランプリがレッドブル移籍後初のレースウィークとなった角田はフリー走行1回目、レッドブルのマシン「RB21」の実車に初めて乗ったにもかかわらず、いきなり6番手タイムを記録。迎えた予選では7番手タイムを叩き出してQ1を突破。しかし続くQ2ではアタックラップでミスを犯しまさかの敗退。決勝を14番手からスタートすることとなった。

 決勝では序盤にリアム・ローソン(レーシングブルズ)をかわして13番手にポジションアップ。ピットインの戦略でピエール・ガスリー(アルピーヌ)を追い越し、さらに順位をひとつ上げたものの、入賞圏内の10位には届かなかった。

 英専門メディア『THE RACE』は日本GPのドライバーランキングを発表し、角田には20人中第14位を与えた。「マシンのテストの機会もなく、ぶっつけ本番の週末となったが、彼の走りは成功の可能性を示唆していた」とフリー走行での好調さに触れながらも「だが重要な時に成功できなかった」と予選Q2でのミスによる敗退が期待以下の結果につながったと説明した。

 しかし速さには光るものがあったと言い、「間違いなくQ3に進出してトップ6に入るペースがあった」とポテンシャルの高さを認めた同メディア。「前任者のリアム・ローソンや2024年後半のセルジオ・ペレスよりも速く見えるため、当然の成功を収めたと言えるだろう」とし「有望な兆候」が見られたと称賛した。

 そして同メディアは、角田と入れ替わる形でレーシングブルズに移籍したローソンについて、リザルトとしては予選13位、決勝17位と期待外れに終わったものの、ペースを発揮する兆しは見せたと紹介。スワップした両ドライバーが今後への可能性を見せたという点で「物議を醸したレッドブルの交代は正しかった」と論じた。

構成●THE DIGEST編集部

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