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【F1】“神童”アントネッリは未来の世界王者?デビュー3戦でトップ6フィニッシュ&ファステスト獲得の偉業達成者はその後チャンピオン獲得と海外メディア

THE DIGEST編集部

2025.04.09

史上最年少でファステストラップ記録を更新したアントネッリ。(C) Getty Images

 専門メディア『Autosport』は4月8日にXを更新し、日本GPで異彩を放った18歳の新人キミ・アントネッリ(メルセデス)が歴代のチャンピオンと同レベルの偉業を成し遂げたと紹介した。

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 アントネッリはデビュー戦となったオーストラリアGPでいきなり4位入賞すると、続く第2戦中国GPでも6位で10ポイント獲得、そして3戦目となった日本GPでも6位入賞とルーキーらしからぬ走りでコンスタントに結果を残している。

 また、6番グリッドからスタートした日本GPでは各車続々とピットインするなかステイアウトを選択したことで23周目にレースリーダーになったアントネッリ。ほかにも50周目に「1:30.965」のラップを刻み、いずれもマックス・フェルタッペン(レッドブル)が持っていた18歳228日と19歳44日を更新した。

 同メディアによると、デビュー3戦以内にファステストラップを記録した直近の3選手は皆ワールドチャンピオンに輝いているという。紹介された3選手は以下の通りだ。

・ジャック・ビルヌーブ(当時ウイリアムズ)1996年オーストラリアGP/1戦目
→1997年チャンピオン(当時ウイリアムズ)
・ニコ・ロズベルグ(当時ウイリアムズ)2006年バーレーンGP/1戦目
→2016年チャンピオン(当時メルセデス)
・ルイス・ハミルトン(当時マクラーレン)2007年マレーシアGP/2戦目
→2008年チャンピオン(マクラーレン)、2014,2015,2017,2018,2019,2020年チャンピオン(メルセデス)

 さらに過去60年間でデビュー3レースでトップ6に入ったのもジャッキー・スチュワート(当時BRM/6位、3位、2位)、ルイス・ハミルトン(当時マクラーレン/3位、2位、2位)以来初だという。

 現在自身が所属するメルセデスの黄金時代を築いた2人の先輩も歩んだ道を進み始めたアントネッリ。神童の将来が楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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