フィギュアスケートの最強国を決める「世界国別対抗戦」は、日本が3大会ぶりの銀メダルを獲得。一夜明けた20日は、出場者らによるエキシビションが東京体育館で行なわれた。日本代表8選手がチーム演技で会場を沸かすなか、りくりゅう(三浦璃来/木原龍一)のライバルが披露した驚きの演技に観客の視線は釘付けとなった。
氷上に現れたのは、イタリアのサラ・コンティ/ニッコロ・マチー。ペアショート、フリーでともに2位となり、1位のりくりゅうとしのぎを削った世界屈指のペアだ。
名前がコールされ、スポットライトを浴びた2人。男性のマチーが上下ブラックのフリフリなスカートを着用し、鍛え上げた両肩を露出するブラックスワンの衣装で登場した。一方、女性のコンティはカツラとつけ髭をつけ、タンクトップ姿の筋肉モリモリなマッスルで氷に立った。つまり、ペア本来の役割を逆転させるまさかのプログラムだった。
演技が始まると、コンティがマチーを抱えたり、スロージャンプ(男性が女性のジャンプを補助して投げ上げること)、デススパイラル(男性が中心の軸になって片手で女性を支え、コンパスのように円を描きながら滑ること)などペアの醍醐味であるダイナミックな技を次々とやり遂げ、会場からは大きな拍手が起きた。
プログラムの終盤では本来の役割に戻り、マチーが力強いツイストリフトで氷上を滑走。世界選手権銅メダリストとしての実力をあらためて示した。フィニッシュ後、マチーは白鳥のような仕草でファンに挨拶し、会場の笑いを誘った。
国別対抗戦は4大会連続5度目の出場だったイタリアはコンティ/マチーの活躍もあり、大会初の銅メダルを獲得した。キャプテンを務めたシャルレーヌ・ギニャールは「イタリアにとって初めてメダルを獲得した記念すべき日になりました。自分の演技以上に緊張してしまっていて、チームメイトの演技をただ見ているだけなのに興奮して大変でした。表彰台に立つことができて、みんなハッピーです」と喜んだ。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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名前がコールされ、スポットライトを浴びた2人。男性のマチーが上下ブラックのフリフリなスカートを着用し、鍛え上げた両肩を露出するブラックスワンの衣装で登場した。一方、女性のコンティはカツラとつけ髭をつけ、タンクトップ姿の筋肉モリモリなマッスルで氷に立った。つまり、ペア本来の役割を逆転させるまさかのプログラムだった。
演技が始まると、コンティがマチーを抱えたり、スロージャンプ(男性が女性のジャンプを補助して投げ上げること)、デススパイラル(男性が中心の軸になって片手で女性を支え、コンパスのように円を描きながら滑ること)などペアの醍醐味であるダイナミックな技を次々とやり遂げ、会場からは大きな拍手が起きた。
プログラムの終盤では本来の役割に戻り、マチーが力強いツイストリフトで氷上を滑走。世界選手権銅メダリストとしての実力をあらためて示した。フィニッシュ後、マチーは白鳥のような仕草でファンに挨拶し、会場の笑いを誘った。
国別対抗戦は4大会連続5度目の出場だったイタリアはコンティ/マチーの活躍もあり、大会初の銅メダルを獲得した。キャプテンを務めたシャルレーヌ・ギニャールは「イタリアにとって初めてメダルを獲得した記念すべき日になりました。自分の演技以上に緊張してしまっていて、チームメイトの演技をただ見ているだけなのに興奮して大変でした。表彰台に立つことができて、みんなハッピーです」と喜んだ。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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