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【F1】調子戻らぬローソンのF1キャリア終焉は近い?“F2史上最年少ウィナー”がシート奪う可能性と専門メディア「現在の軌道を辿るとすれば...」

THE DIGEST編集部

2025.04.24

今季末に退団の可能性があると説明されたローソン。(C)Getty Images

 F1レーシングブルズのリアム・ローソンのF1での将来が危ぶまれていると、専門メディア『BEYOND THE FLAG』が現地4月23日に報じた。

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 今季レッドブルからフルシーズンデビューしたローソンだったが、開幕2戦で予選下位に沈み、決勝でも未入賞が続くと第3戦日本GPを待たずに古巣のレーシングブルズへの降格が決定。以降もチームメイトの新人アイザック・ハジャーに後れをとる場面が目立っており、ハジャーが5ポイントを獲得する一方、未だノーポイントと苦戦している。

 同メディアは、レッドブルのジュニアドライバー、特に今季F2デビューを果たし、サウジアラビアでのスプリントレースで史上最年少17歳で初優勝した新星アーヴィッド・リンドブラッドの台頭によってローソンのキャリアが危ぶまれていると指摘。「ローソンがルーキーのアイザック・ハジャーを上回るレースをまだ見せていないのは見栄えが良くない。ローソンとリンドブラッドが互いに現在の軌道を辿るとすれば、2026年にリンドブラッドがハジャーとペアを組むのに好ましいドライバーになるかもしれない」と説明した。

 さらに同メディアは、レーシングブルズが育成チームであり若手を優先する傾向にある点、メルセデスが今季ルイス・ハミルトンの後任として18歳のキミ・アントネッリを起用して着実に結果を残している点から上記のシナリオが現実となる可能性があると主張した。

 多くのドライバーがチームと2026年末まで契約を結んでいる現在、唯一両ドライバーの契約が今季で終わるレーシングブルズ。もちろんレッドブルの1席が未定であるものの、リンドブラッドの存在を考えると、来季に向けてローソンは少なくともハジャーへの勝利が求められるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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