現地４月20日、F1第５戦サウジアラビア・グランプリ（GP）の決勝が行なわれ、フェラーリのルイス・ハミルトンは７位に終わった。期待にそぐわぬパフォーマンスを見せる彼への批判が相次ぐなか、チームのフレデリック・ヴァスール代表は反論を展開している。

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　今シーズン中国GPスプリントは制したものの、10位、失格、７位、５位、７位と成績不振が続くハミルトン。英老舗紙『Daily Mail』は「ルイス・ハミルトンが残念な結果に終わったあと、フェラーリのフレデリック・ヴァスール代表は『彼を2000％支援している』と述べ、熱烈な擁護を始めた」と報じ、ヴァスール代表のコメントを紹介した。

　サウジアラビアGPのレース後、ハミルトンは「１秒たりとも楽しめなかった」と話し、「明らかに、マシンは（チームメイトのシャルル・ルクレールが確保したように）３位に入る能力がある」と付け加えたという。ヴァスール代表は、７度の世界王者の発言を受け、次のように語っている。

「彼が沈んでいるのは、７位でフィニッシュし、チームメイトが表彰台に上がったからだ。ルイスが落ち込んでいるのは良いことだ。もし彼が満足していたら、それは普通ではないだろうから」
  　ヴァスール代表は、ハミルトンへの厳しい意見には耳を貸さず、「彼をサポートし、すぐに解決策を見つけ出す」と回答。「あまり心配していない。中国でのパフォーマンス、先週のバーレーンでのパフォーマンス、あるいはサウジアラビアでのセッション前半のパフォーマンスを見ればわかる。彼には確かにポテンシャルがある」と自信を覗かせた。

　アメリカの各種スポーツの年俸を扱うサイト『Spotrac』によると、ハミルトンの年俸は6000万ドル（約85億円）。次戦は５月２日に開幕するマイアミGPとなるが、雑音を跳ね除けるような40歳の活躍に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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