パリ五輪・48キロ級で金メダルに輝いた角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が5月9日、自身のYouTubeチャンネル「角田夏実の部屋」を更新。4月20日に横浜武道館で行なわれた「第40回皇后盃全日本女子柔道選手権大会」の激闘を振り返った。
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いわゆる体重無差別のトーナメント戦。最軽量の角田だったが、1回戦で17歳の鋳山真菜実 (生光学園高)と対戦してまずは3-0の判定勝ちを収めた。年齢差は15歳で、登録体重で比べると角田の53キロに対して鋳山は90キロと、実に37キロもの差が。それでも終始アグレッシブな姿勢を崩さずに5分間を戦い抜いた。
さらに続く2回戦では76キロの橋高朱里(金沢学院短大教員)と対峙。今度は体重差23キロの一戦で、巴投げからの有効が決め手となって優勢勝ちを収める。迎えた3回戦は昨年のグランドスラム東京・70キロ級で準優勝の寺田宇多菜(JR東日本)との大一番だ。角田は4階級上の強敵相手に善戦するも0-3の判定負け。ベスト8進出は逃がしたものの、3度目の挑戦で初の2勝を挙げ、会場からは健闘を称える拍手が鳴りやまなかった。
今回の動画は大会から10日後の撮影だったが、角田は「まだめっちゃ身体が痛いです。腰が本当に痛すぎて、もう『アタタタ』って感じでしか動けない」と本音を吐露し、「一個一個がすごいパワーを感じるっていうか重たくて、ちょっと迫力あって怖かったですね」と回顧した。
37キロ差の1回戦に関しては「(相手が)全然動かなかった」と苦笑。「持ち上げるのは無理でしたね。相手の技を受けるのがけっこう怖いというか、一発一発がヤバくて、でもそれを効いてる風に出しちゃうと判定で負けるから....。もう袖とか掴んだ時の振り払い具合で肩が外れるくらい、『あ~ヤバい、持ってかれる』ってくらい、ひと動作が全部強くて振り回されてました」と解説した。
2回戦は「皇后杯を戦い慣れている相手でした。身長も高さもあって、全体的な圧力があった。プラス1回戦の子よりも重さにプラススピードがあって、どう戦おうかなっていう怖さがありました」と分析。そして試合後、極度の疲労に苛まれたという。「ヤバかったですね。もうカンカン照りの真夏の海で遊びまくって、はぁー疲れたっていう脱力感、分かります? ヤバい、動けない。あんな感じでした。48キロ級でかいたことないくらいの汗もかきましたね」と述懐した。
3回戦を前に身体は悲鳴を上げていたようだ。「やっぱり階級上のひとと戦うのって体力の消耗が激しすぎて。それを分かったうえで、サーキットトレーニングの量や筋トレも増やして、男子や上の階級の選手との練習量も積んで挑んだ。でも、キツすぎて、動きたいけど動けなかった」とコメント。ただ0-3の判定負けに終わった現実には悔しさを滲ませ、「もう少し回復してれば、自分に体力があればとか、いろいろ考えちゃうと悔しいなって今は思います」と話した。
大会前は「ドキドキしていた」と言うが、「試合が近づくにつれて、前日ぐらいになったらちょっと怖くて、怪我とかも本当に大怪我するんじゃないかっていう怖さもあって。いつもとは違う緊張感というか、怖さを感じてましたね」と漏らす。そのうえで、「来年(の皇后盃)は予選から出てみようかなって。怖さもあったけど楽しめたので。と、一瞬思ったり思わなかったり。負けで終われないって気持ちかなって思います」と揺れる胸中を覗かせた。
そして最後にファンへのメッセージを伝えた。「今回は無差別の大会に出させてもらって、本当にいろんな経験できたなって思います。緊張感にもいろいろあるなって思ったり、それをこうやっぱり自分の柔道で乗り越えていくっていうのが今回できたので、なんか本当に柔道好きだなってあらためて思いました。ちょっと悔しい気持ちは残りますが、なんかでも本当に出場できて良かったなと思います。みなさん応援ありがとうございました」との言葉で締めくくっている。
次戦の予定は決まっておらず、「いったん心と身体を休めて、ちょっと一回リフレッシュをして、またいろいろ頑張っていきたいなと思っています」と想いを明かした。
構成●THE DIGEST編集部
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いわゆる体重無差別のトーナメント戦。最軽量の角田だったが、1回戦で17歳の鋳山真菜実 (生光学園高)と対戦してまずは3-0の判定勝ちを収めた。年齢差は15歳で、登録体重で比べると角田の53キロに対して鋳山は90キロと、実に37キロもの差が。それでも終始アグレッシブな姿勢を崩さずに5分間を戦い抜いた。
さらに続く2回戦では76キロの橋高朱里(金沢学院短大教員)と対峙。今度は体重差23キロの一戦で、巴投げからの有効が決め手となって優勢勝ちを収める。迎えた3回戦は昨年のグランドスラム東京・70キロ級で準優勝の寺田宇多菜(JR東日本)との大一番だ。角田は4階級上の強敵相手に善戦するも0-3の判定負け。ベスト8進出は逃がしたものの、3度目の挑戦で初の2勝を挙げ、会場からは健闘を称える拍手が鳴りやまなかった。
今回の動画は大会から10日後の撮影だったが、角田は「まだめっちゃ身体が痛いです。腰が本当に痛すぎて、もう『アタタタ』って感じでしか動けない」と本音を吐露し、「一個一個がすごいパワーを感じるっていうか重たくて、ちょっと迫力あって怖かったですね」と回顧した。
37キロ差の1回戦に関しては「(相手が)全然動かなかった」と苦笑。「持ち上げるのは無理でしたね。相手の技を受けるのがけっこう怖いというか、一発一発がヤバくて、でもそれを効いてる風に出しちゃうと判定で負けるから....。もう袖とか掴んだ時の振り払い具合で肩が外れるくらい、『あ~ヤバい、持ってかれる』ってくらい、ひと動作が全部強くて振り回されてました」と解説した。
2回戦は「皇后杯を戦い慣れている相手でした。身長も高さもあって、全体的な圧力があった。プラス1回戦の子よりも重さにプラススピードがあって、どう戦おうかなっていう怖さがありました」と分析。そして試合後、極度の疲労に苛まれたという。「ヤバかったですね。もうカンカン照りの真夏の海で遊びまくって、はぁー疲れたっていう脱力感、分かります? ヤバい、動けない。あんな感じでした。48キロ級でかいたことないくらいの汗もかきましたね」と述懐した。
3回戦を前に身体は悲鳴を上げていたようだ。「やっぱり階級上のひとと戦うのって体力の消耗が激しすぎて。それを分かったうえで、サーキットトレーニングの量や筋トレも増やして、男子や上の階級の選手との練習量も積んで挑んだ。でも、キツすぎて、動きたいけど動けなかった」とコメント。ただ0-3の判定負けに終わった現実には悔しさを滲ませ、「もう少し回復してれば、自分に体力があればとか、いろいろ考えちゃうと悔しいなって今は思います」と話した。
大会前は「ドキドキしていた」と言うが、「試合が近づくにつれて、前日ぐらいになったらちょっと怖くて、怪我とかも本当に大怪我するんじゃないかっていう怖さもあって。いつもとは違う緊張感というか、怖さを感じてましたね」と漏らす。そのうえで、「来年(の皇后盃)は予選から出てみようかなって。怖さもあったけど楽しめたので。と、一瞬思ったり思わなかったり。負けで終われないって気持ちかなって思います」と揺れる胸中を覗かせた。
そして最後にファンへのメッセージを伝えた。「今回は無差別の大会に出させてもらって、本当にいろんな経験できたなって思います。緊張感にもいろいろあるなって思ったり、それをこうやっぱり自分の柔道で乗り越えていくっていうのが今回できたので、なんか本当に柔道好きだなってあらためて思いました。ちょっと悔しい気持ちは残りますが、なんかでも本当に出場できて良かったなと思います。みなさん応援ありがとうございました」との言葉で締めくくっている。
次戦の予定は決まっておらず、「いったん心と身体を休めて、ちょっと一回リフレッシュをして、またいろいろ頑張っていきたいなと思っています」と想いを明かした。
構成●THE DIGEST編集部
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