F1レッドブルの角田裕毅は現地5月18日、エミリア・ロマーニャGP(イタリア)決勝レースに臨み、ピットレーンスタートから10位入賞を果たし、1ポイントを獲得した。
【動画】ピットスタートからついに入賞圏内へ!角田裕毅がヒュルケンベルグをオーバーテイクするシーン 前日の予選Q1でマシン大破の大クラッシュを喫した角田はタイムを計測できず。加えてPU交換をしたため、ピットレーンスタートとなっていた。また、タイヤも大半がミディアムタイヤを装着するなか、失うものが無い角田はハードタイヤを履く戦略を採った。
スタートで2番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はターン2でポールポジションのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に並ぶと、ターン3でかわし首位に浮上。上位陣にはそれ以上順位変動はなく、比較的クリーンな滑り出しとなった。
18番スタートのエステバン・オコン(ハース)がオープニングラップ後にピットインしハードタイヤを装着。その後、ピレリの予想ストラテジーよりやや早い10周目以降にミディアムタイヤ勢が続々とハードタイヤに履き替えていた。
角田は早々に隊列に追いついたものの、前方のオリバー・ベアマン(ハース)をなかなか抜けない。さらに18周目、タイヤ交換で角田のすぐ後ろについたピアストリを足止めするようチームから指示が飛んだが、タイヤのライフの差が大きくターン2でオーバーテイクを許してしまった。
そして30周目、オコンのマシンがトラブルによりコース上で停止。バーチャルセーフティカー(VSC)が出された。この間に一度目のタイヤ交換をしたドライバーはピットイン時のタイムロスが10秒ほど削減される利益を得た。
このうちの一人がフェルスタッペンだ。ピアストリに対して大きくオーバーカットする形でコースに復帰し、VSCが解除された時点で2位ランド・ノリス(マクラーレン)と26秒ほどのマージンを築いた。
フェルスタッペンと同じくピットインで利益を得た角田は新しいミディアムタイヤでハードタイヤのカルロス・サインツ(ウィリアムズ)に追い抜かされたものの、古いハードタイヤを履いたランス・ストロール(アストンマーティン)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)をオーバーテイクして12番手にポジションを上げた。
46周目にキミ・アントネッリ(メルセデス)がオコンと同じくコース上で停止。セーフティカー(SC)が出動し、大半が2度目のピットインをするなか、ミディアムタイヤを履く角田はステイアウトを選択する。レース再開した54周目にニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)をかわし、ついにポイント圏内の10位に浮上した。
マクラーレンは、1位フェルスタッペンとの差がSCでなくなったものの、2位ピアストリが古いハードタイヤを履いているという状況もあり苦しい展開は変わらず。残り5周でノリスが2位に上がったが、追いつくには至らなかった。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介!
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スタートで2番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はターン2でポールポジションのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に並ぶと、ターン3でかわし首位に浮上。上位陣にはそれ以上順位変動はなく、比較的クリーンな滑り出しとなった。
18番スタートのエステバン・オコン(ハース)がオープニングラップ後にピットインしハードタイヤを装着。その後、ピレリの予想ストラテジーよりやや早い10周目以降にミディアムタイヤ勢が続々とハードタイヤに履き替えていた。
角田は早々に隊列に追いついたものの、前方のオリバー・ベアマン(ハース)をなかなか抜けない。さらに18周目、タイヤ交換で角田のすぐ後ろについたピアストリを足止めするようチームから指示が飛んだが、タイヤのライフの差が大きくターン2でオーバーテイクを許してしまった。
そして30周目、オコンのマシンがトラブルによりコース上で停止。バーチャルセーフティカー(VSC)が出された。この間に一度目のタイヤ交換をしたドライバーはピットイン時のタイムロスが10秒ほど削減される利益を得た。
このうちの一人がフェルスタッペンだ。ピアストリに対して大きくオーバーカットする形でコースに復帰し、VSCが解除された時点で2位ランド・ノリス(マクラーレン)と26秒ほどのマージンを築いた。
フェルスタッペンと同じくピットインで利益を得た角田は新しいミディアムタイヤでハードタイヤのカルロス・サインツ(ウィリアムズ)に追い抜かされたものの、古いハードタイヤを履いたランス・ストロール(アストンマーティン)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)をオーバーテイクして12番手にポジションを上げた。
46周目にキミ・アントネッリ(メルセデス)がオコンと同じくコース上で停止。セーフティカー(SC)が出動し、大半が2度目のピットインをするなか、ミディアムタイヤを履く角田はステイアウトを選択する。レース再開した54周目にニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)をかわし、ついにポイント圏内の10位に浮上した。
マクラーレンは、1位フェルスタッペンとの差がSCでなくなったものの、2位ピアストリが古いハードタイヤを履いているという状況もあり苦しい展開は変わらず。残り5周でノリスが2位に上がったが、追いつくには至らなかった。
構成●THE DIGEST編集部
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