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格闘技・プロレス

第75代横綱昇進の大の里に英メディアも熱視線!! 秋のロンドン公演に向けた期待の声も 「絶好のタイミングでの昇進となった」

THE DIGEST編集部

2025.05.30

第75代横綱に昇進した大の里。海外からも注目の的だ(写真は今年1月のプロスポーツ大賞授与式)。写真:鈴木颯太朗

第75代横綱に昇進した大の里。海外からも注目の的だ(写真は今年1月のプロスポーツ大賞授与式)。写真:鈴木颯太朗

 大相撲夏場所で2場所連続優勝を果たした大の里=二所ノ関=が、ついに横綱の地位に昇りつめた。5月28日、日本相撲協会による大相撲名古屋場所の番付編成会議と臨時理事会の中で、大の里の第75代横綱昇進が満場一致で決定。年6場所制となってから史上最速となる所要13場所での昇進とあって、スピード出世での新横綱誕生の余韻は、今なお冷めないままだ。

【動画】4度目の優勝を果たした大の里の「5月場所」の15日間をプレイバック!
 同日に二所ノ関部屋で行なわれた昇進伝達式の口上では、8か月前の大関昇進時と同じ四字熟語を用い、「“唯一無二”の横綱を目指す」と述べ、最上位力士としての決意を示した。

 4度目の優勝を飾った夏場所は、自身初の綱獲りを懸けて迎えた中、その重圧をものともしない強さを見せつけた。初日から13連勝で優勝を決め、千秋楽で横綱・豊昇龍に敗れ全勝こそ逃したものの、14勝1敗という堂々たる成績を残したことで、“晴れの日”を迎えている。初土俵から僅か2年での昇進。24歳という若さもあり、早くも大横綱としての未来も予感させている。

 また、今年に入り2人目の横綱誕生で沸き立っているのは日本国内ばかりではない。イギリスの日刊紙『The Guardian』が現地時間5月28日、公式サイト上で、「大の里、異例のスピードで横綱に昇進」と銘打ったトピックを掲載した。

 記事では、大の里が2017年の稀勢の里以来となる日本出身横綱であることや、伝達式での口上の内容なども綴られている。また、夏場所では唯一黒星を喫した相手が豊昇龍だったとも伝えながら、「名古屋場所では2人が初めて横綱として対戦する見込み」「両者のライバル関係への期待が高まる」と両力士の今後を見通している。

 さらには、今年10月に予定されている大相撲のロンドン公演、ロイヤル・アルバート・ホールへの国際巡業にも言及。「相撲協会が国内外のファンとのつながりを再構築しようとする中で、絶好のタイミングでの昇進となった」などと評している。

 同メディアは、大の里に対し「幕内で一度も負け越しを経験せずに横綱に昇進した初の力士」などと偉業を称えるとともに、「今後は横綱として結果を求められる重圧に加え、その責任は土俵内外に及ぶ」として、“綱の重み”を強調した。

 最高位への昇進を果たした大の里は今後、海外からも多くの視線が向けられることは間違いない。「令和の怪物」は大相撲界を象徴する存在として、新たなスタートを切った。

構成●THE DIGEST編集部
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