元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤ氏はこのほど、自身のポッドキャスト番組『MontoyAS』に息子でF2ドライバーのセバスチャンとともに出演。レッドブルが置かれている厳しい現状を説明した。

【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目！ 　モントーヤ氏はまず、セカンドシートを勝ち取った角田裕毅について、「彼はスタートこそ好調だったが、ここ数レースは調子が落ちている。一体どうなるんだ？」と苦言。同じく今季角田と交代させられたリアム・ローソン（レーシングブルズ）についても「あまり好調ではない」と指摘した。

　両者の現状を踏まえると、現在姉妹チームのレーシングブルズで順調なシーズンを過ごし、昇格候補に挙げられているアイザック・ハジャー（レーシングブルズ）の抜擢が現実的な選択肢になりうる。

　専門メディア『GPblog』によると、昇格の決定に対してドライバー側に拒否権はないというが、セバスチャンは元レッドブル・ジュニアチーム・ドライバーの目線から「ハジャーはレッドブルに移籍したいと思っていないだろう」と推測した。

　さらに今季の成績次第でチームの絶対的エースであるマックス・フェルスタッペン（レッドブル）が離脱するとの噂まで出ており、モントーヤ氏は「レッドブルは複雑な立場にいる。マックスを失う可能性もあるし、ツノダを望んでいないし、ローソンも欲しくないのだろう」と両シートの問題点を指摘。以下のようにまとめた。

「決して楽な立場ではない。彼ら（レッドブル）の前に立ちはだかる全てが非常に複雑だ。だが、どうなるか見てみよう。2026年は非常に興味深い年になるだろう」

　フェルスタッペンの超人的パフォーマンスを除くと、明るい話題が多くない今季のレッドブル。コンストラクターズタイトル６回、ドライバーズタイトル８回の強豪はこのまま下降線をたどるばかりなのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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