F1レッドブルの角田裕毅は現地６月15日、第10戦カナダGP決勝に臨み、12位フィニッシュとなった。

【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目！ 　同14日に行なわれた予選で11番手となった角田だったが、同日のフリー走行３回目で赤旗中の追い越しにより10グリッド降格の処分を受けて最後尾グリッドからのスタートに。２台がピットレーンスタートを選択したため、18番グリッドについた。

　その他の後方勢と同じくハードタイヤでスタートした角田は、オープニングラップで地元ランス・ストロール（アストンマーティン）をかわし17位浮上に成功。17周目にはガブリエル・ボルトレト（キック・ザウバー）を、22周目にはアレックス・アルボン（ウィリアムズ）をオーバーテイクした。

　その後可能な限りハードタイヤで粘る１ストップの戦略を採った角田だったが、後続車がトレイン状態になってしまった影響などもあり、ピットインのタイミングを掴めず。58周目にミディアムタイヤに履き替えたものの、入賞には届かなかった。

　上位勢では１周目に４番手スタートのキミ・アントネッリ（メルセデス）がオスカー・ピアストリ（マクラーレン）を抜いて３位に。さらにポールポジションのジョージ・ラッセル（メルセデス）がハイペースで逃げるなか、２位マックス・フェルスタッペン（レッドブル）がそれを許さず１～２秒の差を守り続ける。

　しかし13周目、アントネッリに迫られたフェルスタッペンがピットインし、ミディアムタイヤからハードタイヤに交換。その後ラッセル含めミディアムタイヤ勢が続々１回目のピットストップを終えた。

　その後、フェルスタッペンが38周目に２度目のタイヤ交換を終えたのを皮切りにアントネッリ、ラッセルとピットイン。その後各車が２秒前後の争いを繰り広げたものの、トップ３に順位変動はなく、ラッセルが今季初優勝を飾り、フェルスタッペンが２位、そしてアントネッリがキャリア初表彰台となる３位に輝いた。

　白熱したのはマクラーレン勢同士の攻防だ。４位ピアストリを２周タイヤが若い５位ランド・ノリスが猛追。66周目に一時サイド・バイ・サイドとなるも、67周目のホームストレートでオーバーテイクを仕掛けたノリスがピアストリのマシンに接触しウォールにクラッシュ。フロントウイングが脱落しリタイヤというまさかの決着を迎えた。

構成●THE DIGEST編集部

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