現地６月18日、バレーボールネーションズリーグ女子の予選ラウンド第２週・第１戦が香港で行なわれ、世界ランキング５位の日本代表は、同14位のタイにセットカウント３－２（18-25、23-25、25-20、25-15、15-11）で勝利し、開幕５連勝を飾った。
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　第１、２セットはタイのブロックに阻まれ、劣勢を強いられた。また、昨季までNEC川崎でプレーをしていたアチャラポーン・コンヨットの速い攻撃にも苦しめられ、緊迫した試合展開となった。それでも、最後まで粘り抜いた日本がフルセットの末に逆転勝ちを収めた。

　そうしたなか、タイ紙『Matichon』は「（タイの）キャテポン・ラッチャタギャングライ監督は日本の強さを称賛し、『タイが精一杯戦い、チームをさらに成長させるための経験を積んだ』と指摘した」と報道。母国代表の指揮官が試合後に語ったコメントを次のように紹介している。
  「試合前から日本が非常に優れたチームであることは分かっていた。サーブのスキル、ボールへの対応など、すべてが完璧だった。我々は自分たちのスタイルでプレーしようと努め、全力を尽くした。しかしながら、第３、４、５セットと奪えなかった」

　それでも、キャテポン監督は前向きだ。「タイにとってこの試合は世界レベルへと成長していく上で、多くの経験を積めた。日本代表がこの試合に勝利したことを祝福し、私たちと全力で戦ってくれたことに感謝する」と日本に対して最大級の敬意を払った。

　また、この日は主将・アチャラポーンの30歳の誕生日でもあった。キャテポン監督は「今日は、チームキャプテンのアチャラポーン・コンヨットに勝ちをプレゼントしようと選手たちは意気込んでいた。勝利は逃したが、それでも満足している。次の試合もベストを尽くしたい」と気合いを入れた。

構成●THE DIGEST編集部

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