バレーボール

「並外れた才能」「揺るぎない守備力」女子バレー日本で伊メディアが注目した3選手。手に汗握る死闘…「どちらが勝つか分からなかった」

THE DIGEST編集部

2025.06.21

世界ランク1位のイタリアを相手に激闘を繰り広げた日本。(C)Volleyball World

 現地6月20日、バレーボールネーションズリーグ女子の予選ラウンド第2週・第2戦が香港で行なわれ、世界ランキング5位の日本代表は、同1位のイタリアにフルセットの末、2-3(23-25、25-16、15-25、25-20、17-19)で敗れた。
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 前回女王のイタリアを相手に必死に食らいついた。今大会初出場となったリベロ福留慧美の好レシーブが光り、粘り強くスパイクに繋げて得点を重ねていった。両チーム譲らず、試合は最終第5セットに突入。日本は4度のマッチポイントを握ったものの、あと一歩及ばなかった。

 そうしたなか、スポーツ専門放送局『Eurosport』(イタリア版)が日本の3選手に注目。「日本は揺るぎない守備力を誇るサトミ・フクドメを軸に、卓越したディフェンスでイタリア代表(アッズーレ)に立ち向かい、ブロックの効果が薄い部分を見事にカバーした」と福留の守備範囲に驚きを隠せなかった。
 
 この日は、和田由紀子が両チーム最多の28得点。主将の石川真佑も25得点を挙げる活躍を見せた。同メディアは和田と石川について「並外れた才能を持っている」と言及し、「ユキコ・ワダとマユ・イシカワにボールを集めることで流れを作り出し、彼女たちは安定したスパイクを連発した」とレポートしている。

「イタリアが誇るブロックは、しばしば反応が遅れ、形も崩れ気味で、日本のアタッカーたちにブロックアウト(相手の手に当ててコートの外に出すテクニック)で利用される場面が多く見られた。あるいは、ほぼ完璧に近いコースのクロススパイクで打ち抜かれてしまうシーンもあった」

 そして、同メディアは「試合は常に一進一退の展開で、最後の瞬間までどちらが勝つか分からない緊迫した内容となった」と振り返っている。

構成●THE DIGEST編集部

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