7月9日、バレーボールの最強国決定戦「ネーションズリーグ」は女子の予選ラウンド第3週・日本ラウンドが千葉ポートアリーナで開幕した。初戦で日本(世界ランク5位)はフランス(同17位)にセットカウント3-0(25-23、25-16、25-19)で完勝した。初戦をモノにした主将の石川真佑は"収穫と課題"を口にした。
【画像】日本が初戦ストレート勝ち! 佐藤淑乃がチーム最多19得点の大活躍|VNL千葉大会の厳選ショット
日本ラウンド初陣をストレート勝ちした。チームをまとめる石川は試合前、「しっかり全員で声を出していこう」と声かけしたという。
だが序盤はチーム全体に固さがみえ、いきなりフランスに5連続得点を許す難しいスタートになった。「出だしはあまり良くなかったことは修正していかなきゃいけないですけど、そこから絶対にまだ追い付ける場面もたくさんあった。自分たちが焦ってミスが増えてきてしまうと、相手のペースになってしまうので、そういったところはなかったと思う」と振り返り、焦ることなくじわじわ点差を詰めた日本は終盤に逆転。第1セットを先取すると、そのまま勢いに乗って快勝した。
ただし、「今日に関してはサーブレシーブのところでちょっと崩され、前パスが少なかったと感じています。自分たちがしっかり(ボールを)浮かしていれば、他の選手もいい攻撃ができていたと思うので、そこは修正していかないといけない」と反省。特にファイナルラウンド進出の山場となる12日にはポーランド(同2位)、13日はブラジル(同3位)の世界ランク上位チームと戦うため、守備面での課題を口にした。
一方、攻撃面では23歳の佐藤淑乃が両チーム最多19得点と爆発。石川自身は和田由紀子と並び9得点、島村春世(8得点)、宮部藍梨(6得点)とミドルブロッカー陣が続く。「走れる選手がたくさんいるので、誰かに偏ることはないです。偏ってしまったら、他の選手がカバーしたり、助けるところはできる選手が多いので」とオフェンスには手応え。日本の持ち味である粘り強い全員バレーを強調した。
フランス戦の勝利で、10日の韓国戦(午後7時20分)で決勝ラウンド進出が決まる可能性が出てきた。石川は「まずは1試合1試合勝っていくことがすごく大事だと思っていますし、本当にファイナルの先の世界選手権(8月22日=タイ)につながるためにも、どの試合もすごく大事になってきます。経験することがすごく自分たちにとってプラスになっていると思うので、一戦一戦しっかり戦い抜くことが本当に大事」と、目の前の試合に全力集中することを誓った。
自国開催を白星発進した日本。2028年ロサンゼルス五輪でメダル獲得を目指すチームの大黒柱は、収穫と課題を手にさらなる高みへ邁進する。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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日本ラウンド初陣をストレート勝ちした。チームをまとめる石川は試合前、「しっかり全員で声を出していこう」と声かけしたという。
だが序盤はチーム全体に固さがみえ、いきなりフランスに5連続得点を許す難しいスタートになった。「出だしはあまり良くなかったことは修正していかなきゃいけないですけど、そこから絶対にまだ追い付ける場面もたくさんあった。自分たちが焦ってミスが増えてきてしまうと、相手のペースになってしまうので、そういったところはなかったと思う」と振り返り、焦ることなくじわじわ点差を詰めた日本は終盤に逆転。第1セットを先取すると、そのまま勢いに乗って快勝した。
ただし、「今日に関してはサーブレシーブのところでちょっと崩され、前パスが少なかったと感じています。自分たちがしっかり(ボールを)浮かしていれば、他の選手もいい攻撃ができていたと思うので、そこは修正していかないといけない」と反省。特にファイナルラウンド進出の山場となる12日にはポーランド(同2位)、13日はブラジル(同3位)の世界ランク上位チームと戦うため、守備面での課題を口にした。
一方、攻撃面では23歳の佐藤淑乃が両チーム最多19得点と爆発。石川自身は和田由紀子と並び9得点、島村春世(8得点)、宮部藍梨(6得点)とミドルブロッカー陣が続く。「走れる選手がたくさんいるので、誰かに偏ることはないです。偏ってしまったら、他の選手がカバーしたり、助けるところはできる選手が多いので」とオフェンスには手応え。日本の持ち味である粘り強い全員バレーを強調した。
フランス戦の勝利で、10日の韓国戦(午後7時20分)で決勝ラウンド進出が決まる可能性が出てきた。石川は「まずは1試合1試合勝っていくことがすごく大事だと思っていますし、本当にファイナルの先の世界選手権(8月22日=タイ)につながるためにも、どの試合もすごく大事になってきます。経験することがすごく自分たちにとってプラスになっていると思うので、一戦一戦しっかり戦い抜くことが本当に大事」と、目の前の試合に全力集中することを誓った。
自国開催を白星発進した日本。2028年ロサンゼルス五輪でメダル獲得を目指すチームの大黒柱は、収穫と課題を手にさらなる高みへ邁進する。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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