7月17日、バレーボールのネーションズリーグは男子の予選ラウンド第3週・第2戦が行なわれ、前回銀メダルの日本(世界ランク5位)は東京五輪銅メダルのアルゼンチン(同8位)に3-2(23-25、23-25、25-21、25-23、15-13)で逆転勝ち。0-2から劇的な展開でホーム連勝を飾った。流れを変えたのは代表最年少の21歳・甲斐優斗だった。
【画像】0-2からの大逆転!アルゼンチンとの激戦を制して千葉大会2連勝!|VNL千葉大会 日本3-2アルゼンチン
2セットを落とし、崖っぷちの状況から起死回生の大逆転で勝利を収めた日本。第4セット終盤、19-20とビハインドの場面でリリーフサーバーとしてコートに立った甲斐は、前日のドイツ戦に続くサービスエースを炸裂。痺れる場面で1本を決め勝利に貢献した。
試合後、甲斐を直撃すると「アウトサイドを狙うところは意識してましたけど、思いっ切り打つだけだと思っていました。それ以外は特に意識しなかった」と笑いながら答え、強心臓っぷりを窺わせた。
ミスが命取りになる1点を争う展開。百戦錬磨のベテラン選手でも緊張する場面で誰しもができる芸当ではない。そんな中、21歳の現役大学生は緊迫した場面でも笑顔を崩さない。「その展開を自分自身楽しんでる部分があるので。自然と笑顔になってるのかな」と涼しい表情で答えた甲斐。「どんな場面で出されてもいける準備はしているので、終盤であればあるほど自分自身は燃え上がるタイプ。試合自体を楽しめてる」と語った。末恐ろしいほど、度胸満点だ。
今大会の中でも日本のベストバウトに残るであろう死闘。ニッポン男子の未来を担う逸材が鮮烈なパフォーマンスを放った。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【画像】アルゼンチン戦で躍動したキャプテン・石川祐希を特集!
【画像】連日のサービスエース!アルゼンチン戦で持ち味を発揮した甲斐優斗を特集!
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2セットを落とし、崖っぷちの状況から起死回生の大逆転で勝利を収めた日本。第4セット終盤、19-20とビハインドの場面でリリーフサーバーとしてコートに立った甲斐は、前日のドイツ戦に続くサービスエースを炸裂。痺れる場面で1本を決め勝利に貢献した。
試合後、甲斐を直撃すると「アウトサイドを狙うところは意識してましたけど、思いっ切り打つだけだと思っていました。それ以外は特に意識しなかった」と笑いながら答え、強心臓っぷりを窺わせた。
ミスが命取りになる1点を争う展開。百戦錬磨のベテラン選手でも緊張する場面で誰しもができる芸当ではない。そんな中、21歳の現役大学生は緊迫した場面でも笑顔を崩さない。「その展開を自分自身楽しんでる部分があるので。自然と笑顔になってるのかな」と涼しい表情で答えた甲斐。「どんな場面で出されてもいける準備はしているので、終盤であればあるほど自分自身は燃え上がるタイプ。試合自体を楽しめてる」と語った。末恐ろしいほど、度胸満点だ。
今大会の中でも日本のベストバウトに残るであろう死闘。ニッポン男子の未来を担う逸材が鮮烈なパフォーマンスを放った。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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