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バレーボール

日本男子バレー、流れを変える“切り札” 代表最年少21歳・甲斐優斗の存在は心強い【ネーションズリーグ】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.07.17

代表最年少21歳の甲斐。ピンチサーバーとして大きな存在感を放っている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

代表最年少21歳の甲斐。ピンチサーバーとして大きな存在感を放っている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 代表最年少の背番号15が小さくない注目を集めている。

 バレーボールのネーションズリーグは男子の予選ラウンドが7月16日に開幕し、世界ランク6位の日本は同8位のドイツを3-1(21-25、25-20、25-23、25-20)で下し、初戦を白星発進。通算6勝3敗とした。勝利を手繰り寄せたのは21歳の甲斐優斗だった。

【画像】石川祐希・髙橋藍・宮浦健人が得点量産!ドイツに逆転勝利!|VNL千葉大会 日本3-1ドイツ

 ワンプレーで強烈な存在感を示した。第4セット、日本が24-20でマッチポイントを握ると、ロラン・ティリ監督はピンチサーバーとして現役大学生の甲斐を投入する。

 この試合、初めてコートに立った甲斐は迷いなく鋭いボールを打ち放つと、ドイツの選手たちは一歩も動けず。ボールは中央奥の白線内をギリギリ叩く見事なサービスエースが決まり、日本の逆転勝利が決まった。
 
 甲斐は昨年のパリ五輪でもチーム最年少として出場。主にリリーフサーバーとして各試合に起用され、強気な攻めのサーブで相手コートに打ち込んでいた。

 決勝ラウンド進出を目指す日本は千葉大会からキャプテンの石川祐希、高橋藍らが合流。起用される場面は限られるが、甲斐に託すここぞでの勝負サーブはチームにとって大きな武器になっている。
 
 日本は17日、東京五輪銅メダルのアルゼンチンと対戦する。世界ランクは現在9位で日本より落ちるが、高さと粘り強さは侮れない南米の強豪国だ。前日のドイツ戦と同じように接戦になる場面だったり、劣勢で追いかける展開になる可能性は十分に考えられる。

 流れを変える選手として甲斐の存在はティリ監督にとって心強い切り札だといえる。今日のアルゼンチン戦も日本の勝利を手繰り寄せるサーブを放つのか。大いに期待できる。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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